脚本:渡辺千穂 演出:安達もじり
151話はこんな話
キアリス35周年記念パーティーの2次会が、いつの間にか拡張したのかと思うような広いレリビィで行なわれて、たくさんの関係者が集い、皆幸福に満たされていた。
紀夫(永山絢斗)いわく「実力やなくて魅力で」社長まで上り詰め、ついに退任する武ちゃん(中島広稀)にはカラオケセットが贈られ、栄輔(松下優也)には、戦後、彼がすみれ(芳根京子)たちに差し入れた小豆で炊いた赤飯のおにぎりをさくらが贈った。龍一(森永悠希)は20歳下の従業員と結婚を発表。中西(森優作)も社内結婚の末、子供をさずかっていた。
ただひとりだけ、潔とゆりの子供・正太が成人後、姿も話題もでてこないことだけが釈然としないまま、ほぼみんなハッピー。一時期、ゆりがひとり家で暗い顔をしていたので、息子と縁切ったか死別したか、何か複雑な事情があるのではないかと邪推してしまう。
すみれたちは、藍(渡邉このみ)に頼まれ、ご学友の21人全員分の写真入れを手作りすることに。藍は老人たちに生きがいをつくったつもりなのかもしれないが、想いを伝えるものづくりが坂東家の信条なのだから、そこは自分でつくるべきではないかとこれまた釈然としないまま、すみれたちはついでに4人おそろいの写真入れを贈り合う。
すみれ、花を咲かせる人生を
フィナーレは鮮やかな緑の丘でピクニックしている坂東ファミリーwithサイドカーに乗った潔(高良健吾)とゆり(蓮佛美沙子)たちの多幸感に満ちたひととき。藍がみつけた四葉のクローバーをみつめるすみれのアップに、はな(菅野美穂)のナレーション「すみれ、花を咲かせる人生を」がかぶる。
148話の「子供の成長を見届けることができず亡くなってしまったお母さんの言葉」という台詞を聞いたときうすうす想像していたが、「べっぴんさん」は、坂東はなの亡くなってもずっと残る母の執念のドラマだったのだろう。言ってみれば、目玉だけになっても生きている鬼太郎の目玉の親父のようなもので(『ゲゲゲの女房』にそんな話がでてきましたね)、残した子供が心配で成仏できない母の強い想いである。すみれとゆりのことをずっと心配して空から見ていたのだ。
繰り返される物語
すみれの子供時代を演じた渡邉このみが孫の藍を演じ、考えていることややっていることがすみれや母のさくらにそっくりというところなど血のつながりを感じさせてきたが、最終回にもなんらかのつながりによって繰り返される出来事が描かれた。…
ライターさんもお疲れ様でした!ユーモアたっぷりのあらすじを読むことが、毎日の楽しみの1つでした。体調を崩された日もあって大変でしたね。これからもお体を大事にして頑張って下さい。ありがとうございました。
ずるい玉井は、健在でも忠さん喜代さんは、スルーされて残念です。2人仲良くお墓に入っているといいね。龍ちゃん2人のお墓参りよろしくお願いします。このコーナーに参加させて頂きありがとうございました。
家にある小豆の袋を見たら賞味期限は、1年と書いてありました。栄輔のお腹は、大丈夫でしょうか?たぶん今頃は、入院して医者から「いったい何を食べたのか」と聞かれて答えに困っていることでしょう(笑)
武ちゃんも奥さんのたみ子さんも若い!最後のカラオケは演歌で締めて欲しかった。中西くんも幸せそうで良かった。阿部くんは、まだ独身のようね。いい御縁があります様に…それでは、皆様お元気でね。さようなら。
何はともあれ3人の仲の良さと本当に刺繍や裁縫が好きというのは伝わってきました。演者の頑張りによるところが大きいとは思いますが。ひよっこはおひさまが苦手だったのでちょっと心配です。