常時起動式のスマートスピーカー「Google Home」が、まもなく500万件を超えるレシピの手順をステップごとに音声で説明してくれるようになると、Googleが米国時間4月26日にブログで明らかにした。この新機能は、Google HomeやGoogleのスマートフォン「Pixel」に搭載されている仮想アシスタント「Google Assistant」のアップデートによって実現する。Googleは、今後1週間以内にこのアップデートを提供する予定だ。
料理ガイド機能の追加は、キッチンにスマートスピーカーを普及させるにあたり大きな飛躍だ。「Amazon Echo」などのスマートスピーカーに内蔵されている仮想アシスタント「Amazon Alexa」には、レシピを読み上げるスキルがある。だが、これらのスキルでは、レシピのすべての内容が一度に読み上げられてしまうため、途中で手順がわからなくなっても聞き直すことができない。これに対し、アップデートされたGoogle Assistantでは一度に1つの手順しか読み上げられないため、ユーザーはその手順をもう一度読み上げるよう指示することができるという。この機能があれば、ユーザーはスマートスピーカーと今まで以上に頻繁に会話ややり取りをしながら調理ができるようになる。
ただしAmazonも、料理のための親切な助手を実現する取り組みで大きく遅れているわけではない。BluetoothやWi-Fiに接続可能な水温制御サーキュレーター「Anova Precision Cooker」を手がけるAnova Culinaryは、真空調理を手伝ってくれるAlexa用スキルをまもなくリリースする予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。