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 約1年5カ月ぶりに噴火した小笠原諸島の西之島(東京都小笠原村)で、流れ出た溶岩が海岸付近まで到達し、島がさらに広がる可能性があることが気象庁の解析でわかった。

 気象庁によると、解析の結果、噴火前に比べて、島の中央部の火口付近から西に約700メートルにわたって地面が盛り上がっていた。この変化は溶岩流によるもので、海岸付近まで到達したとみられるという。

 西之島は2013年から約2年間の噴火で、活動前の約12倍の面積(約2・75平方キロ)に拡大。その後活動がおさまっていたが、気象庁が今月20日、噴火を確認した。