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【国際】

揺らぐ「報道の自由」 日本は72位 外国人記者らの制限変わらず

 【パリ=共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は二十六日、二〇一七年の世界各国の報道自由度ランキングを発表、日本は特定秘密保護法などの影響が続き、フリーや外国人記者の活動が制限される状況にも変化がないとして、前年と同じ七十二位。

 欧州連合(EU)離脱を決めた英国の国民投票や、トランプ米政権のメディア攻撃などを例に「自由な報道活動が続いていた先進国でも『フェイクニュース(偽のニュース)』の拡散、権力者による恣意(しい)的な報道規制など憂慮すべき傾向が目立つ」と指摘した。

 RSFは〇二年から百八十カ国・地域を対象にランキングを作成。日本は一〇年の十一位から毎年順位を下げ、一二年に二十二位、一四年に五十九位、一五年に六十一位だった。一一年の東日本大震災に関する情報開示、一四年の特定秘密保護法施行を巡る経緯が各国メディアやRSFなどから特に批判されてきた。

 一〜三位はノルウェーなど北欧の三国。主要国ではドイツが十六位、英国が四十位、米国が四十三位、ロシアが百四十八位だった。

 

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