新築一戸建てを購入した場合は、引渡前に物件の最終チェックがあります。
引渡前に施工不良等などが無いか、買主様の目で最終チェックを行うという機会です。
その最終チェックで見落とさないようにしておくべきチェック項目を思い出す限りご案内したいと思います。
引渡前の最終チェックについて
第三者機関に委託する方法もある
「インスペクション」という第三者機関に建物を診てもらう方法もあります。
費用はかかりますが、それなりの価値はあるのかなと思います。
これから列記するものも「インスペクション」の検査員のチェック項目を参考にしています。
チェック項目(外回り)
敷地の境界標を全て確認。
本来は建物のチェックの日ですが、
敷地の境界標は要チェックです。
工事の結果、境界標が埋まってたり、境界標を飛ばしちゃったりすることが多いです。無ければ必ず復元してもらうことをおすすめします。
ブロック塀、土間(駐車場などのコンクリート部分)、砂利などの外構部分の確認。
キズなどがついていることがあります。気になるものは修復してもらいましょう。
建物の基礎周り状態確認、外壁のキズ、汚れ確認。
こちらも汚れているときがあります。気になるものは除去してもらいましょう。
以前、汚れを落とす際に、『使ってはいけない汚れ落とし(溶剤)』で外壁を拭いてしまって、全面張り替えという事がありました。
外壁がサイディングの場合、つなぎ目にコーキング(つなぎ目に使うゴムみたいな充填材です。)が打ってあるか確認。
稀にコーキングが、足りないところがあったりします。コーキングが足りないと、そこから雨水が進入することになるので、確認して頂くことをおすすめします。
チェック項目(建物内部)
玄関含め、全ての扉、下駄箱、収納、引き出し、窓の開閉確認。
全ての開閉するものは動かして下さい。どうしても反りが出てしまうものもあるので、引き渡しまでに調整してもらいましょう。
壁紙、床の汚れ・キズ確認。
業者さんもどうしても見落としがちなものもあるので確認の上、綺麗にしてもらいましょう。
一箇所ずつ水を出し、排水状況を確認
昔、キッチンのシンクと排水管が繋がっていなくて水浸しになったという経験があります。一通りの水の排水状況を確認しましょう。
『屋根裏』、『床下』を『点検口を開けて』の状況確認。
「ゴミが残ってた」「床下に水が溜まってた」「断熱材が落ちていた」など、色んな話を聞いています。必ず全ての点検口を開けて中を目視してみて下さい。
まとめ
さまざまなチェック項目がありますが、特に『境界標』『屋根裏』『床下』は忘れがちな項目で、かつ、忘れると後々面倒なことになる部分なので、しっかり確認して頂くことをおすすめします。
あと、最後に一通りチェックが終わりましたら、それぞれの設備の使い方も聞いていただくとよろしいかと思います。
以上。「新築一戸建ての引渡前の最終チェックについて」でした。