家電ティーチャーの奈津子です! 最近、「小学生のためのプログラミング教室」みたいなものが増えているのをご存じですか? 私も最近知ったのですが、今「子供」と「プログラミング」がとてもホットなのだそうです。というのも、文部科学省が2016年4月に小学校でのプログラミング教育の必修化を検討すると発表したためです。2020年度からの新学習指導要領に、必修科目として盛り込まれる見込みだそうです。
2020年度というと、もうあと3年しかないのですが、果たして日本全国の小学校で先生たちはプログラミングを教えられるようになるのでしょうか?……というのは置いておいて、プログラミングができるようになればうれしいですよね。アプリなどのプログラムって論理的な命令が集まったものですから、プログラミングを学ぶことで論理的思考も養えるのではないかと思います。先生の負担は増えるかもしれませんが、子供を持つ親の方々は不安もありつつ、教育の変革に期待を持たれているのではないでしょうか。
そんな中で、ソニーグループから注目の製品が登場しました。ソニー・グローバルエデュケーションが2017年2月に発売した「KOOV(クーブ)」という子供向けのロボット・プログラミング学習キットです。
「ブロックを組み合わせて遊ぶ中で表現力を高め(Play)、プログラムで動かすことで探求心を培い(Code)、子どもたちの創造力を育成する(Create)など、デジタルを活用したものづくりを遊びながら学ぶことができ、玩具としても教材としても楽しめるもの」だそうです。半透明のカラフルなブロックを組み合わせて動物や乗り物などを作れるだけでなく、モーターやLEDランプ、ブザー、光センサーや加速度センサー、スイッチなどの電子パーツを組み合わせることでロボットを作って楽しめるようになっています。
ブロック172ピースに電子パーツ16個をセットにした「KOOVスターターキット」が希望小売価格3万6880円、ブロック302ピースに電子パーツ24個をセットにした全部入りの「KOOVアドバンスキット」は4万9880円と、子供向けの製品としてはかなり高額ではありますが、なかなか面白そうです。
そこで今回は、KOOVを使ったロボット・プログラミング学習にチャレンジしてみることにしました。レゴなどのブロック製品を組み立てた経験もない私ですが、スムーズにロボットを組み立てて、プログラムを動かせるようになるのでしょうか……?