ブログのネタがなくて困っている人はいませんか?
そんな人は原点に立ち返りましょう。
自分が本当に伝えたいことってなんなのか。
先日カンブリア宮殿で紹介された「和菓子界のソニー」叶 匠壽庵さん。
今日はその番組を観た感想をお話します。
目次
叶 匠壽庵とは
滋賀県大津市に本社を置く日本の菓子製造業者。和菓子の製造・販売を行っている。
全国80の百貨店売り場に出店している。
創業は60年と、京都の和菓子店にしては非常に若い。
銘菓「あも」が看板商品。
現在は3代目の芝田冬樹氏が社長を務めている。
「農工一体」の思想を取り入れた「寿長生の郷」を造営。
広さ6万3000坪(東京ドーム4個分)の大きさを誇る。
敷地内にある料亭「山寿亭」ではこの郷で採れる旬の食材をふんだんに使った懐石料理が楽しめる。また、大相撲や陶芸体験、お茶席なども併設している。
故里の自然を表現したい 一躍叶 匠壽庵を有名にした大物人物
故里の自然を表現したい。
その意思で初代社長の芝田清次氏が創業。
自身は菓子作り素人だったが、「茶道や土地の文化を大事にしながら、世の中にないものを出す」ことを掲げ39歳の時に創業。
無名和菓子メーカーを一躍有名にしたのはある大物人物の影響。
それは当時の伊藤忠商事社長・越後正一氏。
たまたま友人から叶 匠壽庵の和菓子をもらった越後氏は瞬く間にファンになる。
そして、自ら直接叶 匠壽庵に足を運んで和菓子を一気買い。
その後親交があった松下幸之助らにも叶 匠壽庵の和菓子を紹介して、瞬く間に人気和菓子メーカーとなった。
おっぱいの柔らかさを和菓子に! 表現の原点
清次氏は感性に優れており、その感性をお菓子作りに活かしたとされる。
番組内では信じられないような和菓子創作エピソードが紹介された。
ある時、芸者がバランスを崩して、清次氏へもたれかかった。
その時、偶然芸者さんの胸が清次氏に触れてしまった。
そこで清次氏はその感触を和菓子で表現したいと言い出したそうだ。
そこから天才菓子職人岩岡さんとの試行錯誤の末、「囲い遊子」という和菓子を創作したそうです。
さぞかし、岩岡氏は困窮したことでしょう。
常人には考えられない感覚とそれを実現出来る和菓子職人の技術が叶 匠壽庵を大きく発展させた要因となったことがわかるエピソードです。
ネタ切れブロガーは見習うべき
ネタがなくて記事が書けないという方は是非清次氏の「おっぱいの柔らかさを和菓子に」精神を見習うべきでしょう。
というのも、人が人に何かを伝えたいと思うきっかけは「誰かと自分の思いを共有したい」からがほとんどです。
美味しいものを食べた、面白い話がある、悲しい別れがある、ムカつく上司がいる。
そういった自分の体験を誰かに伝えたい。
この思いこそが本来記事のネタにすべきことなのではないでしょうか。
そして中々伝わらない中で試行錯誤の末に伝わるような伝え方を見つける。
例えるなら芸人のすべらない話が試行錯誤の末にどんどん面白くなっていくように。
なので、自分が直感で感じた「伝えたい思い」を原動力にしてみると、案外ネタって思い浮かぶものではないでしょうか。
まとめ
東京・新丸ビルのカフェでは、洋菓子の要素を取り入れた実験的な和菓子を提供、若手菓子職人の育成など、革新的な取り込みをしている叶 匠壽庵。
その根底には先代から代々引き継がれてきて革新的な姿勢があるのでしょう。
これからもその革新的な和菓子を堪能出来ることに期待すると同時に、自分自身表現の幅を広げていきたい。
それでは、さようなら!