担当編集者のHさんから普段使っているキーボードとマウスを尋ねられたので、「東プレの『REALVORCE』とロジクールの『MX Master』シリーズです」と答えたら、たいそう驚いていた。偶然にも、Hさんも同じ組み合わせを使っているのだという。

 この2つは僕にとって、もはや当たり前の物になっている。古くからのパソコンユーザーには同じ組み合わせの人も少なくないだろう。ところが、あらためて考えてみると連載などでもほとんど取り上げていないので、今回はなぜ選択したかを詳しく紹介していきたい。なお、僕が実際に使っている製品を撮影しているのでかなり傷んでいるのだが、そこはご了承いただきたい。逆に、こんな姿になるまで使える証しともいえる。

 僕は東プレのキーボードをおそらく10年以上使い続けていると思う。もう、いつ、どこで、いくらで買ったのかも忘れてしまった。おそらく2万円弱だった。キートップはすり減ってテカテカになっているし、文字も薄くなっているが、まだ消えたりはしていない。

 かなり使用感が目立つので、さすがにそろそろ限界かとも思うのだが、見た目以外に買い替える理由が見当たらない。タイプ感はまったく落ちることがなく、あえて気に入らない点を挙げるとすれば、キートップが微妙にすり減ったために、若干指が滑ることくらいだ。それも刻印など無視して、紙やすりで削ってしまえば復活しそうな気もするので、捨てる前には試してみたいと思う。

東プレのキーボード。もうかなり古いモデルだが基本スタイルは変わらない
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キートップがすり減ってテカテカと光っているが、文字は十分に読める
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