杉本崇
2017年4月26日23時52分
アルミニウムの膜の表面に、ナノ(10億分の1)メートル単位の凹凸を施すことで、虹の7色を表現する技術を、理化学研究所の研究チームが開発した。塗料を塗るより、表面を薄くでき、軽量化にもつながるという。26日付英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。
赤いものが赤く見えるのは、すべての色が混じった白色の光から青や緑の光を吸収し、赤い光を反射するためだ。
理研の田中拓男主任研究員らは、アルミの膜の表面の凹凸の幅や間隔を、ナノメートル単位で変えて、膜が吸収する色を調整。赤色~紫色まで様々な色に見せることができた。色の明るさや鮮やかさも自由に調整できるという。
また、1枚の膜の上に、赤、青…
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