美景と起伏に富んだ地形でサイクリングスポットとして人気の淡路島。
スポーツ用のロードバイクなど自転車で外周約150キロを走る「淡路島ロングライド150」には毎年2千人近くが参加する。
これを観光振興につなげようという動きが加速している。
地元グルメでサイクリストをもてなし、特産のタマネギ収穫体験や寺社巡拝などを盛り込んだイベントも。
兵庫県南あわじ市阿万(あま)塩屋町のレストラン兼ペンション「AMA TERRASSE(アマテラス)」。
島南部の“サイクリストオアシス”として、2016年11月にオープンした。
タマネギの溶け込んだカレーを平らげ、休憩を終えたサイクリストたちが、タマネギ畑と菜の花の田園風景の中をさっそうと駆け抜ける。
島一周は「アワイチ」と呼ばれ、サイクリストの間でも人気だ。
ところが、神戸方面からの「玄関口」で、レンタサイクル店などもある北部とは対照的に、南部にはサイクリストのための休憩場所が少ない。
アマテラスはアワイチのほぼ中間点。
タイだしのシーフードカレー、藻塩のパンなど島の幸を使ったメニューを提供している。
海に近いことから、釣り具レンタルやウミホタル観賞といった構想も検討しているそうだ。
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■兵庫県、スマホ対応の地図配布
住民主導で進む「自転車観光」に、行政も取り組み始めている。
淡路県民局は2016年秋、地元サイクリストらによる監修で最新版サイクリングマップを作成した。
コンビニなどのほか、修理道具を利用できるカフェや走行に注意が必要な場所を掲載。
お薦めコースには最大標高差や想定所要時間などを記し、QRコードも付けスマートフォンでも確認できるようにした。
南あわじ市は17年度から徳島県鳴門市や香川県東かがわ市と共同で、島の景勝地や四国の札所などを巡る広域コースをPR。
自転車が通行できない大鳴門橋については、自転車をトラック、サイクリストをバスで移送する計画だ。
課題も出てくるであろうが、公民一帯で、サイクリストを取り込もうとする動きは、いいことである。
これをきに、数多くのサイクルストに淡路島をPRし観光資源につながるといいだろう。
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