こんにちは、ゆとり代表いっしー。です
この写真の男性、誰しも1度は目にした事はあるんじゃないだろうか?
その中で、彼の事を知っている人はどのくらい居るんだろうか
彼の名前は、エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(通称チェ・ゲバラ)
キューバ革命で活躍した人物だ
決してファッションアイコンではない
ぼくはチェ・ゲバラの事を本気で尊敬している。もちろん伝記も読んだ。
そしてぼくは彼の生涯も知らずにゲバラのTシャツを着ている輩に怒りを隠せない。
チェ・ゲバラの生きざまを説明しよう、あんまり細かく年表とか出しちゃうとみんな嫌になって読まなくなるからざっくりとね。
チェ・ゲバラはあだ名
有名な「チェ・ゲバラ」の「チェ」はあだ名で、スペイン語の方言の一つ「やぁ」「よっ!」とか砕けた呼びかけの意味。
彼はこの「チェ」という単語をよく使って挨拶していた「チェ。エルネスト・ゲバラだ」なのでふざけてキューバ人が「チェ・ゲバラ」と呼んでいた。それがいつの間にか彼のニックネームとして定着したみたいだ。
日本語で言うと「やぁ、いっしーだよ」と挨拶していたらいつの間にかあだ名が「やぁいっしー」になってしまった。分かんないけど多分そんな感じ
チェ・ゲバラと言えばキューバの革命家だが、生まれはアルゼンチン
彼は自分の生まれと一切関係ないキューバで革命を起こしたんだwwwww
アルゼンチンの裕福な家庭で生まれ、医者を目指して勉強していた。学生中にバイク1つで南米を旅し、そこで世界の貧困の現状を知り衝撃を受ける。
裕福な家庭で育ったゲバラにはその日の食料にすら困っている貧困者や、病気で苦しんでいても、薬も買えずにそのまま病弱死していく人々が居るという事が相当ショックだったようだ。
この時の旅を映画化したのが【モーターサイクルダイアリーズ】
この作品も本当に素晴らしいよ。ゲバラの青年期に感じたことの全てが描かれている
途中南米の旅に出ていたにも関わらず、6年生の大学を3年で卒業。(ガチで天才もしくは弱者を救うという野望があったのだろう)
医者として色々な地を転々としていたが、グアテマラの自由で民主的部分を気に入って落ち着いて医者をやっていた。しかしグアテマラの上層部が腐りきっていたため国が崩壊してしまう。この時ゲバラは本当に国民が幸せになる国を作るためには武力も必要だと知る。
その後、革命を起こそうとしているキューバ人の「フィデル・カストロ」と出会う、そこでゲバラは彼の考えに賛同し、キューバ革命の革命軍に軍医として参加する。
チェ・ゲバラは革命軍のリーダーでもない。
チェ・ゲバラは軍人で戦闘のプロでもない。
チェ・ゲバラはキューバ人でもないwwwwwwwwww
ただの葉巻大好き軍医おじさんwwwwwwwwwwww
ぼくも憧れて葉巻吸ったけど、良さが分からなかった・・・
しかし、弱者を救いたい気持ちは誰にも負けなかった
世界の自由と平等の為に彼は戦う
彼の人柄と、弱者を救いたいという強い思想により周りには多くの人が集まった。そして実践では優れた判断力と部下からの厚い信頼により軍医でありながらも革命軍のNo2のリーダーとなる。(やっぱ天才なんだなすんげー)
革命を成功させると、その功績を称えられてキューバの市民権を取得。しかもカストロから新政府の国立銀行総裁のポジションまで与えられる!!!
なんかよく分からんけど、めっちゃ偉い人!!その証拠に今でもキューバ紙幣にはゲバラの肖像画が描かれている。
革命軍No1のフィデル・カストロは新政府でキューバの首相になり、ゲバラの意思の元国民に自由と平等をもたらしてキューバは平和になった。けど、カストロは最近死んじゃった。2016年11月25日に亡くなった没90歳。半年位前だね。彼も最高にカッコいいよ。
キューバ首相 フィデル・カストロ ゲバラの意思を継いだ男、会ってみたかったな~
キューバ人フィデル・カストロと出会い、キューバ革命を成功させる。ここまでを描いた作品が【チェ28歳の革命】だ
チェ・ゲバラを演じるベニチオ・デル・トロもほんっとカッコいいんだ!!!!ゲバラの革命成功までを映像化してくれて本当にありがとう
キューバ革命を成功させたゲバラはその後も、キューバの発展に人力を尽くし続けた。
革命成功させて1年後位に実は日本にも来ているんだよね、1959年7月15日にゲバラは来日およそ60年前だね
この時のチェ・ゲバラは日本でほとんど知名度が無かったからあまり騒ぎにはならなかったみたい。来日したゲバラは広島の原爆資料館と原爆病院を訪れている。その時彼が放った言葉はこうだ
「日本人はアメリカにこんな仕打ちを受けて怒りは無いのか?なぜ原爆投下の責任を問わないんだ?」
彼の人を愛し、折れぬ不屈の精神が垣間見える発言だ・・・
キューバの発展を目にし、自分の役目は終わったと感じたゲバラは親友のフィデル・カストロに手紙を1つ残してキューバを去ってしまう・・・新たな弱者を救いに・・・
新たな革命の舞台はボリビアだ
(ボリビアはウユニ塩湖で有名だね)
ウユニ塩湖なんか目にする機会増えたよね。生きてる間に絶対行く
だが、ボリビアでの革命は上手くいかず、チェ・ゲバラは捕らえられてしまう
ゲバラは最後、処刑を躊躇する敵軍の兵士にこう言い放った。
「落ち着け、そしてよく狙え。お前はこれから一人の人間を殺すのだ」
しかしボリビア正規軍の兵士も分かっているのだ、チェ・ゲバラは英雄そして自分たち、ボリビア国民の為に戦ってくれていると・・・
「お前の目の前にいるのは英雄でも何でもないただの男だ。撃て!」
こうして彼の人生は幕を閉じる。皮肉なことに革命に失敗したボリビアでも現在チェ・ゲバラは国民から英雄視されている。
キューバから身を引き、他国の弱者を救おうとしたまでを描いた作品が【チェ・39歳別れの手紙】である
28歳の革命と2本建ての作品、彼の信念が最後まで伝わってくる名作だ
簡単に書かせてもらったが、彼がファッションアイコンでは無い事が分かってくれただろうか。
チェ・ゲバラを熱狂的に崇拝するぼくとしては、彼の半生、思想を知らずにTシャツをきている人たちが許せない
エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナは弱者に自由と平等をもたらすために戦った世界で一番カッコいい男だ。異論は認めない。
おれにはマネ出来ないけどwwwwww
またねbyいっしー。