iPhoneでテザリングができない4つの原因と対処法まとめ
更新日:2017/04/26[iPhone/Apple]
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iPhoneのテザリングを使えば、外出中でもノートパソコンやタブレットからインターネット接続ができるので超便利!もうポケットWi-Fiとか必要ないじゃん!
って思ったから使いたいんだけど…使えない?なんで!?ということで調べてみました。
もくじ(タッチすると移動します)
1.テザリングができない原因・キャリアによってできないとかある?
テザリングという機能を知っていても、いざ使う時にインターネットに接続出来ないことがあります。テザリング出来ないのには、しっかりとした原因があります。
ここでは、テザリング出来ない原因を4つ紹介していきます。
原因1 キャリアでの契約がされていない
テザリング自体は、iPhone5以降だと使用可能ですが、そもそもテザリングサービスを使うためには、キャリア(au・docomo・Softbank)で別途契約が必要になります。docomoの場合のみiPhone契約時に「SPモード」というインターネットを使うプランに加入していれば、使用可能です。契約時に殆どの方がSPモードに加入しているはずですので、確認して下さい。
原因2 iPhone本体の設定をしていない
キャリアでの契約の他に、iPhone本体の設定が必要になります。テザリング機能は、通常の機能では付いていないので、iPhoneをWi-Fi端末として機能させていないと使用できません。
原因3 テザリングを使用するパソコンなどの設定をしていない
パソコンやタブレット端末の接続先をiPhoneに設定していないと、インターネットを使うことが出来ません。
原因4 ネットワークの問題
Wi-Fi端末として使用するiPhone側のネットワーク状態が悪い場合は、パソコンやタブレット端末でインターネットが使用出来ない場合があります。
2.テザリングできない時の対処法
上記でテザリング出来ない原因について紹介しました。ここでは、それぞれの対処法を紹介していきます。
対処法1 キャリアの契約を確認する((au・Softbankの場合)
まず、キャリアの契約内容でテザリングを使用できる状態か確認して下さい。テザリングを使用する契約をしていない場合は、契約が必要になります。キャリアによって契約の内容が違いますので、確認して下さい。
参考までに、キャリア別の契約方法を下記に紹介します。
auの場合
ショップに行ってテザリングサービスを契約するか、「auサポート」で契約する方法があります。
※auサポートで契約する場合
- ①ホーム画面の「auサポート」をタップする
- ②各種変更・お手続き画面で「サービス・機能・データチャージ」をタップする
- ③サービス・機能・データチャージ画面の「オプションサービス」からテザリングを契約する
Softbankの場合
Softbankの場合は「スマ放題データ定額パック」に加入していればテザリング機能を使用することが出来ます。加入していない場合は、データ定額サービスへの加入が必要になりますので、確認して下さい。
データ定額サービスへ加入後テザリングオプションに加入してテザリング機能を使うことが出来ます。
対処法2 iPhone本体をWi-Fi端末として設定する
通常の状態では、iPhoneはWi-Fi端末として使用することが出来ませんので、Wi-Fi端末として設定しなければいけません。
- ①ホーム画面の「設定」アイコンをタップする
- ②設定画面の「モバイルデータ通信」か「インターネット共有」をタップする
- ③モバイルデータ通信画面の「インターネット共有」をONにする
※機種によっては、設定画面に「インターネット共有」があります。ある場合は、②からONにして下さい。 - ④画面上部に青色の帯が出るのを確認する
インターネット共有の下にある「Wi-Fiのパスワード」を覚えておいて下さい。iPhoneをWi-Fi端末として使用する時に必要になります。
対処法3 パソコンやタブレット端末の接続を確認する
自宅でパソコンやタブレット端末を使用している方はわかると思いますが、コードレスでインターネットに接続するには、電波を受信する端末を選ぶ必要があります。テザリング機能を使用する場合も同様の操作が必要になりますので、注意して下さい。
パソコンの場合
- ①画面右下の電波アイコンをクリックする
※コントロールパネルの「ネットワークと共有センター」で「ネットワークに接続」をクリックしても大丈夫です。 - ②テザリングの端末(iPhone)を選択する
- ③iPhoneで設定したパスワード(セキュリティキー)を入力する
タブレット端末の場合
- ①ホーム画面の「設定」アイコンをタップする
- ②設定画面の「Wi-Fiを選択」をタップする
- ③テザリングの端末(iPhone)を選択する
- ④iPhoneで設定したパスワード(セキュリティキー)を入力する
対処法4 機内モードで通信を遮断してみる
Wi-Fi端末として使用するiPhone側の電波状況に問題がある場合、パソコンやタブレット端末でインターネットを使えない場合があります。その場合は、iPhone本体の通信を一度遮断すると回復する場合があります。
- ①画面下から上にスライドさせ、コントロールセンターを出す。
- ②「飛行機アイコン」をタップして機内モードONにする
- ③再び「飛行機アイコン」をタップしてOFFにする
対処法5 モバイルデータ通信で通信を遮断してみる
対処法4同様に、通信を一度遮断してみて下さい。通信の遮断方法を変えることによって通信状態が回復する場合があります。
- ①ホーム画面の「設定」をタップする
- ②設定画面の「モバイルデータ通信」をタップする
- ③モバイルデータ通信画面の「モバイルデータ通信」をOFFにする
- ④再び「モバイルデータ通信」をONにする
3.テザリングは便利だけど使いすぎると速度制限…テザリングとポケットWi-Fiどちらが安いか?
iPhoneのテザリング機能の他に、どこでもWi-Fiを使用出来る端末として、ポケットWi-Fiがあります。
ポケットWi-Fiとは、持ち運び出来る小型のWi-Fi端末ですが、iPhoneのテザリング機能と何が違うのか気になりますよね。
ここでは、iPhoneのテザリングとポケットWi-Fiを比較して、どちらがお得なのか考えていきます。
1.iPhoneのテザリング機能メリット・デメリット
メリット
- 費用が安い
iPhone自体を端末として使用するため、端末費用と通信費用が抑えられます。また、テザリング機能はあくまでオプションなので、価格としては、月の通信料金に少し上乗せされる程度です(auの場合は、掛かっても500円です)。 - 荷物にならない
iPhoneを持っている方は、出かける時に必ずiPhoneを持って出かけますよね。端末として、別に持っていく必要がありません。
デメリット
- バッテリーの消費が早くなる
Wi-Fi端末としても使用するので、バッテリーの消耗が激しくなります。 - 速度制限がかかる
iPhoneのテザリング機能で一番のデメリットです。キャリア契約のiPhoneでは必ず通信量に制限があります。この制限を超えると通信速度が極端に遅くなってしまいます(auの場合は、月7GBまたは、3日間で1GBを超えた場合)。iPhoneのテザリング機能でパソコンなどを使って動画を見た場合は、すぐに超えてしまいます。
2.ポケットWi-Fiのメリット・デメリット
メリット
- 速度制限が殆んど無い
キャリアや契約内容にもよりますが、iPhoneのテザリング機能の場合と比べると無いに等しいです。「WiMAX2+」は本当に速度制限がありませんので、おススメです。
デメリット
- 費用が高い
iPhoneの他にWi-Fi端末として新たに契約するので、その分の通信費用が掛かってしまいます。キャリアや契約内容によりますが、月額で平均2000円~4000円くらいは見ておくと良いでしょう。つまり、「iPhoneの費用+2000円~4000円」が月の通信費として掛かります。 - 荷物になる
出かける場合は、端末として別に持っていく必要があるので、若干荷物になります。
3.テザリングとポケットWi-Fiどちらが安いか?
どちらが安いのかを考えると、用途によって変わってきます。出張や旅行先でインターネットを頻繁に使うのなら、費用が高くても、快適に使えるポケットWi-Fiを選択するべきでしょう。
また、そんなにインターネットを使用しないという方は、費用自体を抑えられるので、テザリングを選択するべきです。
どちらが安いかと断言は出来ませんが、目的に沿ったモノを選ぶのが一番ではないでしょうか。
まとめ
テザリングの手続きをしておかないとテザリングは使えないんですね。残念。ノートパソコンやタブレットで少し作業したいとか、メールの確認したいという程度であれば便利ですが、がっつり動画を見たりネットサーフィンをしてしまうと、無駄に通信量が増えるので、あっという間に通信制限になってしまう…
がっつりテザリングを使いたいのであれば、やっぱりポケットWi-Fiは必須ですね。
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