モバイル決済大手のSquare(スクエア)が、2017年夏からJCBカードやダイナースクラブカード、ディスカバーカードの決済に対応開始する方針のようです。
Squareの公式Twitterがツイートしました。
【お知らせ】この夏からJCB、Diners Club、Discoverのクレジットカードの受付も可能になります。お申し込みの受付の準備が整い次第、順次お知らせします。 pic.twitter.com/zIGSXedDqR
— Square Japan (@SquareJapan) 2017年4月24日
日本国内の99%以上のカード決済に対応:
これでSquareでは従来のVISAカード、MasterCard、アメリカン・エキスプレスの3ブランドに加え、JCBやダイナースクラブカードの決済にも対応可能になるため、日本国内で発行された99%以上のクレジットカードが利用できるようになります。
- 従来:VISA、MasterCard、アメックスのみ
- 今後:それらに加え、JCB、ダイナースクラブが追加
まぁSquareのライバルである楽天ペイやAirPAY(エアペイ)ではすでにこれらの国際ブランド決済に対応していたので、やっとSquareがライバル達に追いついたと言えそうな感じ。
今後はどのモバイル決済でも決済可能なクレジットカードが均一になるので、どれが選ばれるかは純粋なサービス勝負になると思われます。
気になる加盟店手数料は?
では気になるJCBやダイナースクラブの加盟店手数料はどのくらいになるのかというと、これはたぶん楽天ペイやAirPAYと横並びという形になりそう。
だいたい3.74~3.75%に落ち着くと思われるので、お店側としたらJCBカードやダイナースクラブカードを使われるよりも、VISAカードやMasterCardを使われたほうがお得という状況は続くものと思われます*1。つまり、敢えてJCBやダイナースクラブ決済を導入しない…という手もあるということですね。
- JCBやダイナースクラブ決済を導入:お客さんの利便性はあがるが手数料負担もあがる
- JCBやダイナースクラブを導入しない:お客さんの利便性は下がるが、手数料負担があがらなくて済む
手数料が若干あがってもメリットは多い:
ちなみに個人的には使えるクレジットカードを増やしたがほうが売上や客単価があがると思いますし、『すいません、うちではダイナースクラブカードが使えないんですよ』というお客さんとの無駄なトラブルを減らせるメリットなどもあるので、導入あるべきだとは思ってます。
もちろん最終的に決めるのは経営者であるみなさんなので、現在、Square決済を利用している方は2017年夏頃までに自店舗の方針を考えてみてくださいね(詳しくは下記公式サイトにて)。
以上、モバイル決済大手のSquare(スクエア)が、JCBカード決済に2017年夏から対応開始!気になる加盟店手数料は3.75%前後と推測されます…という国内ニュースでした。
参考リンク:
まだどのモバイル決済を導入するか迷っている…という方は下記記事も参考に。主要なモバイル決済のサービス内容や加盟店手数料などを紹介しています。
*1:VISAやMasterCard決済の手数料は原則、3.25%なので、3.75%前後に設定されるJCBカードを使われると0.5%分だけ負担が増えるということです。