2017年04月26日(水)
平山 美緒/Test by MONOQLO編集部
「しわくちゃのシャツが3分で復活する方法」試してみませんか?
いざというときにシワシャツしかない……。そんなピンチを打開する、朝イチ最速でシャツのシワを伸ばせる方法を探しました! 編集部員(女子)が計104枚のシャツを伸ばして見つけた法則、ぜひご覧下さい!
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大事な日の朝に限って シワシャツしかない……!?
忙しい朝でも即対応できる、最速でシワを伸ばす方法は何なのだろうか。「アイロンなんて準備しているヒマないよ!」と慌てるビジネスマンが、もっともラクに上手にシャツをピンとさせる方法を探しました。 そこで取材班が見つけた答えは、「スチーム」だったのです。
ここでは、全6台のスチームアイロンを対象に、下記の項目について並列テストを行いました。 テスト①:きれいになるまでの全作業時間計測 テスト②:スチームの強さ、量の観察 テスト③:1回当てた際のシワの落ち具合 要するに、短い時間でシワをサッと落とせる方法を追い求めた、ということです。ちなみに、テスト①の「全作業時間」は、スチームアイロンが使えるようになるまでの準備時間(吸水、沸騰など)も含んだ実際的なものです。 ちなみに、いわゆる「シワ取りスプレー」というミストタイプ8製品もテスト①にて試したのですが、乾くまでに時間がかかりすぎることが判明して、いわば予選落ち、といった状況になりました。
スプレーは時間がかかるし、シワ取り力も弱い……
各製品の所要時間は最後にあらためてご報告しますが、スチームアイロンが準備を含め平均4分4秒でシャツのシワを伸ばしきったのに対し、スプレーの平均値は37分11秒。その差はいかんともし難かったのです。
参考までに、こちらがシワを伸ばす前のシワシワのサンプルです。
テスト①のサンプル
テスト③のサンプル
さて、前置きはさておいて、編集部員がのべ104枚のシャツをピンとさせてわかった、 最速のシワ伸ばしランキングを発表いたします。 早さとキレイさを両立する最強マシンがこちらです!
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実質作業時間は3分強 ティファールはシワ伸ばしの神です
ティファール アクセススチーム DR8085J0 実勢価格:1万130円
水を補充して電源を入れるとわずか45秒で使えるようになるうえ、トリガーボタンをロックできるのでスチームが出っぱなしで手早く作業できる便利な1台です。 スチーム自体も強力で、ほぼ1発でシワが取れていくスムーズさはピカイチ。手にも馴染みやすく、小回りも利くのでハンガーに掛けたままのシャツ相手でもラクラク作業できます。 ちなみに、テストした編集部員がテスト直後に自腹で購入し、後日、あまりのシワ取れ具合に「プロになれるかも」とつぶやいたという逸話があります。
全作業時間:4分20秒
全製品中、作業時間が唯一5分を切りました(準備含む)。シャツのシワを伸ばす実質作業時間は3分半ほど。おそらく現時点で世界最速です。
スチーム:★★★★★
高威力を継続できるのはコレだけ! スチームが上方へ向かうのもポイントで、このおかげで手に熱気がかかる心配がなく、作業がはかどります。
1回当てた際の落ち具合:★★★★★
スチームが当たった箇所がはっきりわかるほどシワが伸ばせました。先述した通りスチームが上方へ向かうので、かけ終わりの部分までキレイになっています。
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使用感もずば抜けています!
スチームを出しっぱなしにできるボタンがスゴい!
ボタンを押すことを考えなくていいから、シワ伸ばしに集中できます! 片付ける(?)のもラクチン
椅子に引っ掛けられるので、作業が終わったらスグに外に出られるんです。
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実質作業時間は3分ちょい! でも準備に時間がかかります
ティファール インスタントスチーム 3360 実勢価格:1万2261円
ハンガー一体型の、いわゆるガーメントタイプ。保管場所にちょっと困りますが、作業場が確保されるのはありがたいところ。 スチームの量が多いので、思った以上にシワが取れて行きます。準備時間に1分44秒かかったのが惜しまれます。
全作業時間:5分30秒
実質の作業時間は3分を切るという実力派ですが、トータルだと5分30秒。アクセススチームと比較するとメンドウだな、という印象も。
スチーム:★★★★☆
勢いがないので写真では物足りなさそうに見えますが、そのぶん量が多めなので問題はありません。ボタンを押さなくてもスチームが出続けるというのもポイントです。
1回当てた際の落ち具合:★★★☆☆
スチームが当たった部分は確実にシワが取れました。ですが、ヘッドが大きいため、今回テストした20cm角の布では当てづらかったです。
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スチームは高威力! だけど使いにくいんです……
ツインバード ハンディーアイロン&スチーマー SA-4086 実勢価格:3780円
スチーム+アイロン機能を搭載した2in1モデルです。 ボタンを押すと「プシュッ!」と勢いよくスチームが出るのですが、連続して出ない上に手にかかる恐れがあるので、キレイにしようとすると時間がかかってしまいました。
全作業時間:6分17秒
スチームが手にかからないよう気をつけながら使用しなきゃなので、どうしても時間がかかってしまいます。
スチーム:★★★☆☆
勢いがある強力なスチームですが、広範囲に広がってしまうので、扱いにくさを感じました。
1回当てた際の落ち具合:★★★☆☆
スチームが噴射された部分は、上々の効果がありました。
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簡易アイロンとしては優秀 しかし7分弱かかります
パナソニック 衣類スチーマー NI-FS470 実勢価格:1万5063円
コンパクトなボディが裏目に出て時間がかかってしまいました。 しかし、性能がアイロンに近いため袖口やボタンまわりもしっかりキレイになるのは高ポイントです。
全作業時間:6分55秒
スチームの量が少ないため、短時間でシワを伸ばすのはちょっと難しいです。
スチーム:★★☆☆☆
ボタンを押すと4分間スチームが出続けるのですが、先述した通り、その量が物足りない……。
1回当てた際の落ち具合:★★★★☆
スリムで無駄がない形状なので、布全体にしっかりかけられました。
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噴出穴が少なく 効果が出にくいモデルです
ティファール 2in1 スチームアンドプレス DV8610J1 実勢価格:3510円
先に登場したツインバードのハンディモデルとそっくりな形状ですが、スチームの噴出穴があちらは12個あるのに対し、こっちは5個。そのぶん、作業時間に差が出ました。
作業時間:6分25秒
狙ったポイントのシワがなかなか取れませんでした。
スチーム:★★★☆☆
威力も出方も先述したツインバードに近く、強力ですが広がってしまうので操作しやすいとは言えません。
1回当てた際の落ち具合:★★☆☆☆
噴射穴が少ないので、1回ではあまりシワが取れません。
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安い! のはいいけれど 全体的に時間がかかります
Jコートン 衣類スチーマー ST-0601F 実勢価格:2139円
軽量、小型で旅行にも携帯できるのは魅力ですが、準備に3分44秒かかってしまいましたので、毎日使うことを想定するとちょっと不便です。
作業時間:9分31秒
ゆっくりかければ他のスチーマーと変わらない仕上がりになりますが、手早さを求めるのは正直厳しいです。
スチーム:★★☆☆☆
今回一番弱かったスチーム。作業時間がかかってしまいます。
1回当てた際の落ち具合:★★☆☆☆
スチームが弱いため、1回ではキレイにはなりませんでした。
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使いやすさも比較しましたが アクセススチームが絶対ベスト!
吸水のしやすさ、シワの伸ばしやすさ、そして準備・片付けの3つの点で比較してみたところ、やっぱりティファールの「アクセススチーム」がベストという結果に。 その一覧がこちらです。
シワの伸ばしやすさはもちろん、水道から直に吸水できて、置き場に困らないなど、あらゆる面で使いやすい1台でした!
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