今村氏の一件は残念。

少し前に報じられた
「自己責任」
という言葉だけが切り取られた報道に関しては違和感を感じていた。
あまりに切り取りが過ぎるというか、どう前後を聞いても悪意のある発言ではなかったし、論理的に一つの意見としてそれが全部ダメとは到底思えなかった。

今回の件も、映像を見させていただいたが、悪意を持って発した発言ではなかったと想像できる。

ただ、私自身、関西出身で阪神大震災を経験している。
あの震災の時、我々関西人には忘れられない東京のテレビコメンテーターの発言があった。

「これ、関西の震災ですけれど、東京で同じ震災が起きていたら一体どうなっていたのかと思うと…ゾッとしますよね」

これは正直、言ってほしくなかった。
気持ちは分かるし悪意がないことも分かったので、逆にきつかった。私の家族は大丈夫だったが、あの震災では親友のお母さんが亡くなった。あの言葉は別の言い方が出来なかったものか…と考えたものだ。

表現の自由を委縮させるような風潮は良くない。
言葉狩りは本当に下品だ。
なので、前回のサヨク活動家のイチャモンに対しては、私は今村氏の言葉は問題だとは思わなかった。
が、二階さん…。
あの場で、どう考えても注目されるテレビカメラも入っている場で、

なぜ今村さんにアドリブで喋らすかなぁ…

これから1・2カ月くらい、ちゃんと原稿チェックすれば防げる話だろうに…。

主語である「経済的な損失」をちゃんとつけ、「人口過密地域である関東で起きた場合は」「金銭的にはいくらという試算があると表現すればいいだけの話だった。

客観的な話をすればいいだけの話。
絶対にサヨクメディアが揚げ足を取ろうとしている時期に…なんでアドリブで話させるかな…。志帥会 ってタマにこういうことする。こういう所が清和会のと違い。

残念だが今回に関しては、内閣支持率も多少は落ちるだろう。
どう見ても緩んでるのが分かる。

維新がかねてから言っている通り。
与党を緊張させるレベルの野党が必要。
反対ばっかり言ってる集団ではなくて、政権を取れば、二度と自民党が浮上出来ないレベルの「正論」で戦う集団が。