こんにちは。
奈良の加圧パーソナルトレーナー下司健太郎です。
今週からGW突入となりますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
どこかに旅行に行くって方も多いでしょう。
旅行に行くにしても、電車や飛行機で移動という方もいるでしょうけど、一番多いのは車での移動ではないでしょうか。
マイカー移動であれば、出発時間を飛行機のように気にする必要もありませんし、小さなお子さんがいる方でも泣いても叫んでも電車内のように迷惑はかかりません。
(乗っているお父さんお母さんにとっては大変かもしれませんが…)
そんな便利な車移動ですが、ゴールデンウィーク中の車移動で気になるのが
「渋滞」
ですよね。
渋滞のピークは下りが5月3日、上りが4、5日という予想が発表されています。
最長は45キロと予想されているようです。
そんな渋滞中に行なってもらいたい運動をひとつだけご紹介します。
車内で貧乏ゆすりをしましょう
助手席、後部座席に座っているのであれば、ちょこちょこと貧乏ゆすりをしましょう。
運転手が行うと危険なので止めておきましょう。
やるならオートマ車に乗っている方の左足だけです。
渋滞中じーっとしていると血流が悪くなってしまいます。
特に座った状態だと股関節も折り曲げられ、下半身への血流が悪くなってしまいがちです。
それが長時間になると出てくる問題が
「血栓」
です。
血栓ができるのを深部静脈血栓症、その血栓が飛んで肺に行ってしまうのが肺塞栓症と言います。
エコノミークラス症候群という言葉の方が有名ですね。
エコノミークラスという比較的狭いところに長時間座りっぱなしでいることでふくらはぎあたりに血栓ができてしまい、立ち上がった瞬間に血栓が飛んでしまう病気です。
飛行機の場合は5時間、10時間と機内にいることも多く、座った状態で長時間の睡眠を取ることもあるので血栓ができやすいと言えます。
このエコノミークラス症候群は飛行機だけでなく車でも起きる可能性があります。
1時間程でも血栓はできてしまう場合がありますので、長い渋滞になればさらにリスクは高まります。
1時間毎にサービスエリアによって一休みできれば良いのですが、渋滞中にそんな都合よくはいきません。
2時間3時間車内で座りっぱなしってことも多くなるでしょう。
その時間が長くなればなるほどリスクが高くなります。
ここで持ち出すには不謹慎かもしれませんが、震災の際に避難所ではなく車内で寝泊まりをしている方も多いようです。
それによりエコノミークラス症候群に掛かって入院、もしくは亡くなってしまったというニュースを目にしました。
ゴールデンウィークの旅行中にそんなことが起きてしまってはせっかくの楽しい旅行が悲しいことになってしまいます。
その対策として簡単に行えるのが、貧乏ゆすりです。
貧乏ゆすりを行い、ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、下半身の血液を心臓へと送り返すことができます。
滞っていた血液が流れてくれるわけですね。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれている部分なので、貧乏ゆすりによってふくらはぎを動かしてあげると血液がしっかりと流れてくれます。
むくみ予防にもグッド!
貧乏ゆすりを行うとエコノミークラス症候群の予防だけでなく、むくみの予防にも繋がります。
「夕方になると脚がむくんでパンパン!」
って方もいるかと思います。
特に車内では座ったままの姿勢でいることになるので、よりむくみやすい環境だと言えます。
貧乏ゆすりでふくらはぎを動かせば、血液も流れてむくみの予防にも繋がります。
せっかくの旅行が
「むくみが辛くて楽しめない」
ってことにならないよう、貧乏ゆすりをしてむくみの予防を行なってください。
注意!
注意点として、助手席での貧乏ゆすりには気をつけましょう。
渋滞でイライラして貧乏ゆすりをしていると思われてしまい、運転手も良い気持ちにはなりません。
もしかしたら喧嘩に発展してしまうかもです。
それを防ぐためにも無言で貧乏ゆすりを行うのではなく、
「エコノミークラス症候群予防のために貧乏ゆすりをして下肢の血流循環を促すわ♪
決して渋滞でイライラしてるわけではないから気にしないでね(はーと)」
と一言付け加えることを忘れないようにお気をつけください。
喧嘩になっても責任は負いかねますので予めご了承ください。
あなたのご旅行が楽しいものになることをお祈りいたしております。