高校で1300人の個人情報流出

鹿児島市にある鹿児島情報高校が管理していた、生徒1300人余りの氏名や住所といった個人情報が、インターネット上に流出していたことが分かりました。

学校からの要請で、情報はすでに削除されていますが、学校では流出した原因を調べ、再発防止を図りたいとしています。
流出した情報は、鹿児島市にある鹿児島情報高校が管理していた、去年5月時点の在校生1355人分の氏名や住所、それに生年月日や電話番号などの個人情報で、一部の生徒の奨学金に関する情報も含まれているということです。
学校によりますと、今月20日に関係者から連絡があり、個人情報がインターネット上に流出していたことが分かったということで、学校がサイトの管理者に要請し、情報は23日までに削除されたということです。
流出した情報は、高校の教職員だけが見ることのできるサーバーで管理されていたものだということで、今のところ、情報流出による被害の連絡は入っていないということです。
今回の問題を受け、記者会見を行った新納武彦校長は「学校の責任は非常に重く、生徒や保護者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深く反省しております」と述べ、謝罪するとともに「職員の意識を徹底し再発防止に努めたい」と述べました。
学校では24日、保護者に対して文書を送り、情報流出について謝罪するとともに25日朝、全校生徒にも説明を行ったということです。
また、情報が流出した原因を調べるとともに、今後、ウイルス対策やパスワードの管理の徹底など再発防止を図りたいとしています。