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 今村雅弘復興相が25日、東日本大震災の被災地を軽んじる発言をし、その責任をとって辞任する意向を固めた。今村氏は今月4日、原発事故の自主避難者が故郷に戻れないことを「本人の責任」と発言して被災地の反発を買ったばかり。相次ぐ失言に政権中枢も見切りをつけ、後任に自民党の吉野正芳・元環境副大臣を充てることにした。

 「福島、東北の人たちが聞いたらどう思うか。信じられない発言だ」。25日夜、安倍晋三首相の周辺は今村氏をこう突き放した。

 安倍政権の閣僚辞任は、2016年1月に金銭授受疑惑を追及された甘利明・前経済再生相以来。ただ、甘利氏の辞任以降も複数の閣僚が資質を問われる事態が続いている。

 昨年8月の内閣改造後も、山本有二農林水産相が環太平洋経済連携協定(TPP)承認案をめぐり「強行採決」に言及。今国会でも、稲田朋美防衛相が弁護士時代に学校法人「森友学園」の訴訟への関与を否定後、民事訴訟の口頭弁論に代理人弁護士として出廷した資料が明らかになり、謝罪して発言を撤回した。

 だが、政権は高い支持率を背景…

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