新車価格×維持費から本当にコスパの良いモデルを厳選してみた 【軽トールワゴン編】

 
日本でクルマを所有するのは、諸外国に比べてお金がかかります。しかし、そうした日本だからこそ生まれた軽自動車は比較的維持費も安く、とりわけ公共の交通機関が失われつつある地方にとってはありがたい存在です。今回は軽トールワゴンの中からお買い得モデルを紹介します。

おすすめの軽自動車

日本でクルマを所有するのは、諸外国に比べてお金がかかります。二重・三重とかけられる様々な税金や、もはや不必要ともいえるくらいの頻繁な車検制度そして、品質は良いものの割と高価な消耗品などたくさんあります。しかし、そうした日本だからこそ生まれた軽自動車は比較的維持費も安く、とりわけ公共の交通機関が失われつつある地方にとってはありがたい存在です。そんな軽自動車も自動車税や車両価格自体も高額になりつつありますが、やはりまだ維持費はお得ですし、何よりも壊れにくくなりました。では、今人気の軽トールワゴンの中からお買い得モデルをピックアップしてみましょう。

軽自動車の規格は決まっており、全長3395mmで全幅1475mmですので、ここではあえてそこには触れず、全高のみを記したいと思います。また、動力性能は以前より良くなったとはいえ、トールワゴンともなれば車重も増加するため基本的にはターボモデルを推奨したいと思います。そして、実燃費・タイヤサイズと車両本体価格と諸費用がいくらになるのかも比較してみましょう。(尚、オプションなどは省いた価格になります)。

日産「デイズルークス(三菱 ekスペース)」

スーパーハイトと呼ばれる部類に属する軽自動車で、三菱と日産で作ったモデルでもあります。といっても主体になるのは三菱自動車です。しかし、日産と三菱ではモデル体型がやや異なり、エクステリアにも変化を持たせています。
日産の方がスタイル的に良いのと、あとあとのアフターサービスを考えると母体が大きい日産のほうが良いので、あえて三菱ではなく日産のデイズルークスをお勧めしたいと思います。(三菱の名前だけでも生理的に嫌だという方もおられると思いますのでそれも考慮して)。
軽自動車の中でもカラーバリエーションのセンスもよいと思います。
デイズルークス

画像出典:nissan

モデル概要

ボディサイズ 全高(以下省略) 1775mm
車重 920キロ~1010キロ
タイヤサイズ 165/55/15 155/65/14
燃費 20.4キロ~22.2キロ

お勧めグレード「ハイウェイスターXターボ」

このクラスはどうしてもやや割高になってしまうのが難ですが、費用を安くしようと思ってターボなしモデルを選んでしまうとあとあと後悔することになる可能性が高いです。特に、デイズルークスのエンジンは非力すぎです。
重さもかなりヘビーになりますのでターボモデルが良いでしょう。
実燃費 13~14キロ 1年1万キロの試算で、ガソリン代約90000円
(もともと燃費では不利な車種でしたが、さらに燃費不正でカタログ値が2キロも下がっています)。
タイヤ 軽自動車はほぼサイズですので、後述にまとめます。

ハイウェイスターXターボ

画像出典:nissan
グレード名 ハイウェイスターXターボ
価格 1,661,040円(税込み)
諸費用 約13万円
車重 950キロ
タイヤサイズ 165/55/15

日産「デイズ(三菱ekワゴン)」

後にご紹介するスズキ ワゴンRやダイハツ ムーヴなどの老舗、軽トールワゴンの日産版と考えればとらえやすいでしょう。デイズルークスとは違い、燃費不正問題もなんのそので、決算期の売り上げは新型ワゴンRも凌ぐ売り上げでした。
デイズルークス

画像出典:nissan

モデル概要

ボディサイズ 1620mm
車重 830キロ~920キロ
燃費 21.8キロ~25.8キロ
タイヤ 165/55/15 155/65/14

お勧めグレード ハイウェイスターGターボ

デイズもルークス同様、車重が明らかに重いです。同系の他のメーカーの軽自動車と比べても重いです。やはりターボモデルは必須といえるでしょう。このモデルはターボモデルでは一番安価ですが、それでも装備は充実しているのもお勧め理由です。
実燃費 16キロ弱 1年1万キロの試算で、ガソリン代約79000円

デイズルークス

画像出典:nissan

 

グレード名 ハイウェイスターGターボ
価格 1,495,800円(税込み)
諸費用 約12万 取得税-5000円 重量税-1900円
車重 880キロ
燃費 23.2キロ

ホンダ「N-BOX」「N-BOXカスタム」

2016年、一番売れた車です。すでにモデル登場から、かなりの時が経過していますがその人気は衰えることを知りません。しかも軽自動車の中だけではなく、乗用車も含めての第1位ですから圧巻です。広大な室内や抜群の使い勝手が人気の秘密のようです。
N-BOX

画像出典:honda

モデル概要

ボディサイズ 1780mm
車重 950キロ~1030キロ
燃費 20.8キロ~25.6キロ
タイヤ 165/55/15 155/65/14

お勧めグレート N-BOX ターボG・Lパッケージ

お勧めモデルは1トン未満とはいえ、やはり重量はかなり重いです。ホンダのエンジンはターボなしでも他社のものと比べるとキビキビ感はありますが、それでももっさり感は否めないでしょう。やはりターボがあった方が間違いないでしょう。維持費の点からはこのグレードがお勧めなのですが、スタイリングがカスタムと比べてしまうとややカッコ悪いと思う人も多いかもしれないのが気になる点です。ただカスタムとの価格差はとても大きいので経済的な観点からはお勧めできません。このサイズでこの価格なら割安です。

実燃費 14.8キロ 1年1万キロの試算で、ガソリン代約86000円
N-BOX

画像出典:honda
グレード名 N-BOX ターボG・Lパッケージ
価格 1,470,000円(税込み)
諸費用 約12万円

ホンダ「N-wgn (カスタム)」

ホンダのNシリーズ第4弾として登場した車です。一番後発ということもあり、N-BOXよりも使い勝手が良いうえに、背が低い分、走行性能が高いのが利点です。ただ、人気の点ではN-BOXの陰に隠れてしまっています。
N-wgn

画像出典:honda

モデル概要

ボディサイズ 1655mm
車重 830キロ~920キロ
燃費 23.0キロ~29.4キロ
タイヤ 165/55/15 155/65/14

お勧めグレード ターボパッケージ

とてもバランスが取れているグレードです。この値段でターボモデルが買えるのも魅力です。オプションなしとはいえ140万円台で手が届くのは嬉しい限りです。ただ、こちらもカスタムがやはりスタイルはいいです。経済的には関係ないとはいえ、格差がありすぎという印象が強いです。
実燃費 15.2キロ 1年1万キロの試算で、ガソリン代81000円

補足 ホンダのCVTはややメンテナンスに気をつけた方がいいでしょう。癖なのか故障なのか、真意は定かではありませんが、特に最初の始動から走り出しまで、動かないというイメージがあるようです。温まれば問題ないそうですが、距離を重ねれば重ねるほどその症状は顕著になってくるようです。CVTフルードの交換を定期的にしておいた方が良いかもしれません。またミッション系のオイルは純正をお勧めします。諸説あるのですが、無難であり保証もきくからです。1万円前後の出費になります。

N-wgn

画像出典:honda
グレード名 ターボパッケージ
価格 1,320,000円(税込み)
諸費用 約12万円
車重 870キロ
燃費 26.0キロ

スズキ「ワゴンR(スティングレー)」

軽トールワゴンの元祖であり、人気の火付け役、それがワゴンRです。初代が発売以来、各メーカーがこのジャンルに魅力的なモデル投入してきました。その結果、元祖の勢いはどこへやら?売れていないわけではありませんが人気はイマイチになってしまいました。そんなワゴンRですが2017年2月に待望のフルモデルチェンジをしました。これまでにない革新的な車になっての登場です。
ワゴンR

画像出典:suzuki

モデル概要

ボディサイズ 1650mm
車重 770キロ~850キロ
燃費 25.4キロ~33.4キロ
タイヤサイズ 165/55/15 155/65/14

お勧めグレード ハイブリッドFZ

ワゴンRに関してはターボなしをお勧めできます。まず、トールワゴンの中では最も軽い一台で、ここぞという場面を除いては力不足に感じることはないでしょう。また、ターボモデルはスティングレーにしかラインナップがなく、しかも価格が30万円も高額になります。スタイリングも好みが分かれますがFZが一番整っていると感じます。
実燃費 21キロ 1年1万キロの試算で、59000円

ワゴンR

画像出典:suzuki
グレード名 ハイブリッドFZ
販売価格 1,350,000円(税込み) 諸費用約91000円 100%減税
車重 790キロ
燃費 33.4キロ

スズキ「スペーシア(カスタム)」

名前の通り、広大なスペースが売りのスーパーハイトワゴンです。ススギのテクノロジーであるS-エネチャージも搭載されており、燃費の良さも売りにしています。スズキ全体の軽自動車に言えることですが、基本性能はかなり高いのに、このスペーシアも人気の点では今一つです。
スペーシア

画像出典:suzuki

モデル概要

ボディサイズ 1735mm
車重 870キロ~950キロ
燃費 25.6キロ~30.6キロ
タイヤサイズ 165/55/15 155/65/14

お勧めグレード カスタムZターボ

売れ行きが伸び悩んでいるため、追加されたグレードがこのカスタムZです。スタイリングがよく、カスタムのターボモデルと比べて割安なのも魅力です。車重も他社の同クラスよりは軽いとはいえやはりターボモデルの方が良いでしょう。
実燃費 17.2キロ 1年1万キロの試算で、ガソリン代約72300円

スペーシア

画像出典:suzuki
グレード名 カスタムZターボ
販売価格 1,598,400円 諸費用約10万円 免税あり。
車重 890キロ
燃費 26.8キロ

スズキ「ハスラー」

スズキの中では、一番元気なモデルでしょう。高さ的にはトールワゴンというジャンルになりますが、軽自動車のSUV的というか独特のかわいいとも迫力あるともいえるスタイリングがユーザーにうけたといえるでしょう。アウトドアでも使える軽自動車あることも人気の秘密です。

ハスラー

画像出典:suzuki

モデル概要

ボディサイズ 1665mm
車重770キロ~870キロ
燃費 24.2キロ~32.0キロ
タイヤサイズ 165/60/15

お勧めグレード Gターボ

ハスラーも車重は軽いため、ターボなしモデルでもなかなか力強い走りを披露してくれますが、ターボモデルの価格が安いのでどうせ買うなら、ということでお勧めモデルにしました。やはりあるなしでは、だいぶ違います。

実燃費18.1キロ 1年1万キロの試算で、ガソリン代約68000円
タイヤサイズが、ハスラーに限ってやや特殊になり、値段も張るのが難です。国産1本約10000円といったところでしょう。

ハスラー

画像出典:suzuki
グレード名 Gターボ
販売価格 1,359,720円(税込み) 諸費用約10万円 免税あり。
車重 810キロ
燃費 27.8キロ

ダイハツ「タント(カスタム)」

軽トールワゴンの中では、N-BOXに次ぐ売れ行きと人気を誇る車種です。広大なスペース、ミラクルオープンドアなどの使い勝手のよさ、そして、マイナーチェンジに伴って装備された先進の安全性などが人気の背後にあります。
タント

画像出典:daihatsu

モデル概要

ボディサイズ 1750mm
車重 920キロ~1040キロ
燃費 24.6キロ~28.0キロ
タイヤサイズ 155/55/15 165/65/14

お勧めグレード XターボSAⅢ(スマートアシストスリー)

やはり車両重量が900キロ超えてしまうため、何かとターボモデルを選んでおいた方が良いでしょう。スーパーハイトの中では、装備面を考えると大変お買い得なグレードと言えます。この重さとダイハツのCVTの特徴なのか、スズキの軽トールワゴンよりもやや燃費は悪くなる傾向にあるのも覚えておきたい特徴です。

実燃費 15.8キロ 1年1万キロの試算で、ガソリン代約79000円

タント

画像出典:daihatsu
グレード名 XターボSAⅢ(スマートアシストスリー)
販売価格 1,501,200円(税込み) 諸費用約6万円(4月登録場合)
重量 940キロ
燃費 26.0キロ

ダイハツ「ムーヴ」

スズキのワゴンRの直接のライバル関係にある車です。ムーヴの人気もスーパーハイトのタントに影をひそめてしまっているようですが、軽自動車らしからぬボディ剛性感があり、質感は高い車です。また、走行安定性も下手なコンパクトカーを凌ぐ出来栄えには驚かされます。

ムーブ

画像出典:daihatsu

モデル概要

お勧めグレード XターボSAⅡ(スマートアシストツー)

ダイハツ車の特徴なのかはわかりませんが、出足はターボがついていてももっさり感があります。おそらくターボなしの場合はそのもっさり感が長く続きます。ターボは一歩出れば圧倒的といった感じです。ムーヴも車体は重いほうですので、やはりお勧めはターボ装着でしょう。カスタムでなければ、本体価格もお手頃と言えるでしょう。

実燃費 17.3キロ 1年1万キロの試算で、ガソリン代約72000円

ムーブ

画像出典:daihatsu
グレード名 XターボSAⅡ(スマートアシストツー)
販売価格 1,382,400円(税込み) 諸費用約5万円
重量 830キロ
燃費 27.4キロ

ダイハツ「ムーヴキャンバス」

ダイハツの中では最も新しいモデルであるのがキャンバスです。名前の通りバスみたいな形が結構、受けているようです。だからといって特別に大きいというわけではなく、ムーヴとタントの間的な存在です。軽自動車初の技術もふんだんに盛り込まれていますし、パステル調のカラーが見事にマッチしています。

ムーブキャンバス

画像出典:daihatsu

モデル概要

ボディサイズ 1655mm
車重 910キロ~970キロ
燃費 27.4キロ~28.6キロ
タイヤサイズ 155/65/14

お勧めグレード XリミテッドSAⅡ

ムーヴキャンバスは、何とターボモデルの設定がないのが驚きです。早くに設定を望みたいところですが、どうしても欲しい方に、経済性を合わせて考えるとお勧めできるのはこのグレードになるでしょう。両側オートスライドドアも装備されるのがこのグレードからということもあり、価格も比較的、抑えた設定になっています。ただ全体的にはやはり高額という印象はぬぐえません。

実燃費16.8キロ 1年1万キロの試算で、ガソリン代約73700円

ムーブキャンバス

画像出典:daihatsu
グレード名 XリミテッドSAⅡ
販売価格 1,479,600円(税込み) 諸費用約4万円
車重 920キロ
燃費 28.6キロ

タイヤについてのまとめ。

紹介してきた10車種のうち9車種が全く同じタイヤサイズだということにお気づきになられたでしょうか。つまり流通が多く比較的安価で手に入れることができます。維持費という面ではありがたいです。14インチも15インチも価格差はほとんどないようです国産で1本6000円~7000円になります。
そして、軽自動車の維持費をこの面で浮かせる小技をご紹介しましょう。ネットオークションを活用するのもいいでしょう。タイヤを吐きつぶすのではなく5~6割程度減ったら売りに出し、新しいものをホイールごと変えてしまうという方法です。アルミホイールであれば売値は1~2万円になります。新品のアルミ・タイヤ4本ゼットで、デザインにそれほどこだわなければ4万円程度で手に入ります。実質2~3万円程度で変えるというわけです。しかもホイール付きなので、できる方は自分で取り外し取り付ければ工賃もいりません。タイヤだけの交換だといろいろ費用もかかるので考えようによってはこの方がお得です。

タイヤ

画像出典:photo-ac

まとめ

やはり軽トールワゴンというジャンルでも、ススギ・ダイハツは軽自動車の老舗だけあって強力なラインナップを展開していることがわかります。ホンダも負けていませんが、耐久性にやや難ありの情報が多いように思います。
また、燃費の面では、車重が軽量の方が有利に働くということもご理解いただけたでしょう。その点ではスズキが断トツいえるでしょう。しかもハイブリッドもラインナップしているので、ガソリン代などの維持費は抑えられるでしょう。
とにかく魅力的な車が目白押しです。ぴったりの一台が見つかるといいですね。

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