歩いて楽しい街づくりへ

豊橋市が計画策定

2017/04/25

 豊橋市は、歩いて楽しい中心市街地を目指す「ストリートデザイン事業」の基本計画を策定した。萱町通りと水上ビルの北側の通りを対象に、現在のような自動車中心のあり方を改め、街づくりの方向性をまとめた。

萱町通りと水上ビル北側を一新

 市都市計画マスタープランの目標に掲げる「歩いて暮らせるまち」の実現に向けた取り組み。昨年度、市は2つの通りの景観デザインなどについて、商店主や住民とワークショップを重ね、意見交換してきた。

 ここで出た意見を踏まえ策定した基本計画では、萱町通りの歩道について、建物に近い側を大判タイルで、車道側を木レンガでそれぞれ舗装する。歩行者が気軽に休憩できるよう、街路樹周辺の100~200メートルおきにベンチを設置。買い物客向けの無料駐輪スペースを確保する際は、プランターなどとの一体型を検討する。

 車道には自転車通行空間を設ける。車道をかさ上げして歩道とほぼ同じ高さにする。

 水上ビルの北側については、同ビル沿いの歩道の幅を現在より1~2㍍程度広げ、レンガで舗装し、プランターを所々に置く。

 豊橋ビル区間のアーケードを裸電球で照らして路地のような雰囲気を演出。大豊ビル区間では夜の安心感を確保するため街路灯を15㍍間隔で設置する。

 名豊ビルなどの再開発事業で整備される「まちなか広場」(仮称)に接する区間は、一体感を持たせるため歩道と車道をフラットにして舗装も統一。歩車の境界は照明器具やプランターを車止めの代わりとする。

市は本年度中に実施設計を行い、2018年度から3年かけて工事を行う。

2017/04/25 のニュース

松葉公園近くの萱町通り

整備後の萱町通りのイメージ(豊橋市提供)

現在の水上ビル北側

「まちなか広場」(仮称)に接する水上ビル北側(豊橋市提供)

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