今回は、「浮き足立つ(うきあしだつ)」という言葉の誤用について纏めてみました。
浮き足立つ(うきあしだつ)という言葉の意味
○浮き足立つの正しい意味
恐怖や不安で、落ち着きがなくなる。
×浮き足立つの間違った意味
楽しくなって、落ち着きがなくなる。
×の意味の言葉は、「浮き立つ」。
「浮き足立つ」という言葉と「浮き立つ」という言葉はよく似ているので、混同する人もいますね。「面白くなって夢中になる。楽しくなってはしゃぐ」という意味の「浮かれる」という言葉を連想しやすい字面なのも、誤解する人を増やす理由の一つでしょう。
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「浮き足」という言葉の語源
「浮き足」はかかとが地面や海底につかない状態のことです。その安定性を欠いた様子が、落ち着きのない様子・状態を意味するようになりました。
現在では「浮き足」という言葉だけで使われることは殆どなく、「浮き足立つ」「浮き足になる」という形で使われることが多いです。
「浮き足立つ」という言葉の例
・正しい使い方の例
「この辺は熊がでる」と聞いて、私たちは浮き足立った。
・間違った使い方の例
待ちに待った誕生日会の開始時間が近づくにつれて、子供たちが浮き足立ってきた。
他の言葉の誤用は、下のリンクにまとめています。