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 インターネット上にデータを保存する「クラウドサービス」に侵入し、女優やアイドルのプライベート画像をのぞき見したとして、福岡県警は24日、福岡市博多区の無職の男(26)を不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検し、発表した。

 名前や生年月日から、サービスにログインするためのIDやパスワードを類推していたという。

 サイバー犯罪対策課によると、男は昨年5~10月、女優の高畑充希さんやAKB48の島田晴香さんら男女15人が利用するサービスに計32回、不正にアクセスした疑いがある。写真や動画をのぞき見して、一部は保存していたという。「他人の私生活の画像などを見るのが楽しく、パスワードを解読してアクセスすることに優越感を感じていた」と供述しているという。

 パソコンやスマートフォンの解析などから、県警は、男が13年12月から昨年10月ごろまでに約2千人に対し不正アクセスしたとみている。県警は「名前と生年月日の組み合わせなど、類推されやすいようなパスワードは避けてほしい」と注意を呼びかけている。(一條優太)