米テキサス州のある町で、木の枝にしがみついたまま降りられなくなっていた子猫がいた。発見した女性は母猫がでてくるだろうとしばらく様子をみていたが現れることはなかった。
そこで木から降ろし一旦保護した。生後1か月の小さなオス猫、トゥーカはその後、保護した女性の友人、タリン・チョケットさんの家で飼われることに。
タリンさんの家には心優しきゴールデンレトリーバーのブレイディがいる。ブレイディはこの子猫を我が子のように育て上げ、それから2年、トゥーカはまるで犬のように犬らしく育っているという。
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木の枝にしがみついていた子猫
木の枝にしがみついたまま降りられなくなっていた子猫を保護したのはタリンさんの友人だ。数日間面倒をみていたが、これ以上生後1か月の小さな子猫をつきっきりで世話する時間がとれなかった。
そこに名乗り出たのはタリンさんだ。子猫をトゥーカと名づけ引き取ることにした。
image credit:instagram
小さな友人に興味津々のブレイディ
家に来たトゥーカは新しい環境を怖がり、最初はずっと隠れっぱなしだった。タリンさんはガラス戸で仕切られた心地よい部屋をトゥーカ専用スペースとし、彼が安心するのを待つことにした。
一方、先住犬のブレイディは小さなトゥーカに興味津々。すぐにガラスの向こうの子猫に釘付けになった。大小あらゆる生き物を愛し、出会った相手とは誰とでも親友になりたい彼はもういてもたってもいられなかった。
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とはいえゴールデンレトリーバーであるブレイディは、当時のトゥーカにとっては巨大な恐怖の対象でしかなかった。トゥーカはわずか500グラムしかなく2匹の体格は差がありすぎたのだ。

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だがブレイディは我慢強かった。来る日も来る日もガラスの向こうを眺め、決して脅かしたりはせず、小さな友だちが自分を好きになってくれるのを根気強く待ちつづけたのだ。
こうしておよそ1週間が過ぎ、2匹はとうとう直に顔を合わせた。するとトゥーカは自らブレイディの大きな鼻先におそるおそるキス!もちろんブレイディは大喜び!彼らはあっという間に仲良くなった。
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親子から兄弟、相棒になっていった2匹
初めの頃、小さかったトゥーカはブレイディに甘え、ブレイディも母親のように優しく彼を慈しんでいた。その後トゥーカの成長につれ2匹の関係も変化。ブレイディはトゥーカの頼れる兄となり、唯一無二の相棒にもなっていった。
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ブレイディさんの犬的指導始まる
トゥーカが大きくなりたくましくなってくると、ブレイディは彼にさまざまなことを教えた。家の周りに張ってあるロープのことやボウルで水を飲む方法、皿をきれいになめる方法も伝授した。
賢いトゥーカはそれらをすぐにマスター。彼は用意された猫用ボウルではなく、ブレイディの大きなボウルから水を飲むようになった。それは今も変わらない習慣だ。
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さらに2匹は悪友を兼ねた共犯者にもなった。トゥーカがキッチンカウンターから食べ物を落とすことを覚えると、ブレイディはお菓子の盗み食いができるようになった。
大好きな遊びはかくれんぼと追いかけっこ。トゥーカはいつも敏捷な動きでブレイディを翻弄して楽してたのしむのだ。
半年ぐらい前はブレイディに見守られてたトゥーカ
こうして彼らが出会ってから2年が過ぎ、彼らはいよいよ離れがたい関係になっている。その仲の良さたるやタリンさんも驚くほどだ。
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トゥーカはブレイディが散歩から戻ると、すぐに彼の匂いをチェック。そして犬の友だちに会っていたのを嗅ぎつけると、やきもちを焼いてブレイディの足に抱きつき独り占めのポーズをとったりする。
外でブレイディがお友だちと会ったりすると・・・
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こんな独占ポーズをとっちゃうトゥーカさん
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犬っぽくてもいいじゃない。仲良しな2匹
トゥーカは自分を猫ではなくブレイディの兄弟犬だと思っている。これまで他の猫を目にしたことがない彼は犬のように考え、犬のような声を出そうとするユニークな犬風猫に成長したという。
ちょっと変わった猫に育ったトゥーカさんだが、彼自身もブレイディさんもそんなことはお構いなしだ。ガラス戸が無くなったあの日から、2匹はこの上なく幸せに過ごしているのだから。
via:lovemeow、via:thedodo・translated D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
NNN「犬の元にも派遣した成功例」
2. 匿名処理班
犬、爽やかに見つめる。(はあ〜子猫カワイいよ好きになってくで〜)
3. 匿名処理班
ブレイディ、はい、猫チェック!
4. 匿名処理班
愛情深い!2匹の幸せを祈るよ。
実は昔ウチにもいました、猫を育てた柴犬(♀)が。
その柴犬自身が牛舎で生まれて牛や猫と一緒に暮らしていたから、育たないかもというくらい小さくて弱っていた子猫を受け入れるのに抵抗なかったみたいで。
犬に育てられた猫の方は立派に犬っぽく育ったという…あれは楽しいコンビだったな。
5. 匿名処理班
優しい目をした犬だなあ。
6. 匿名処理班
幸せだなあ
7. 匿名処理班
ニヤニヤしてしまう
8. 匿名処理班
ワンコ優しいなぁ(*´-`)
異種仲良しエピソードは読んでると泣けてくる。
9. 匿名処理班
種が違っても子は親に似るんだな
10. 匿名処理班
ハスキーに育てられてハスキーそっくりになった猫を考えると
この子もいずれ立派なゴールデンレトリバー猫になるのだろう
11. 匿名処理班
種族の違いなど小さな欠点に過ぎないのれす