元捨て猫市長、再選ニャン 滋賀「こにゃん市」
滋賀県湖南市観光協会は23日、インターネット上の仮想のまち「こにゃん市」の第7代市長に、元捨て猫で第6代市長だったジュリアーノ(雄、3歳)が再選したと発表した。ホームページで投票を受け付け、3726票のうち半数近い1833票を得て圧勝した。
動物愛護や観光振興のPRの目玉にしようと、2011年から毎年開催している。今回は市内で飼われている犬猫8匹が立候補した。市長は1年間、市民祭りや市内小中学校の催しなどに参加し、会場を盛り上げる。
この日、同市岩根の十二坊温泉ゆららで当選証書授与式が行われ、ジュリアーノには近江下田焼の餌入れの器などが渡された。飼い主の豊永勝弘さん(70)=同市下田=は「1期目にできなかった動物保護管理センターでの猫や犬の殺処分ゼロを訴えていきたい」と話した。
ジュリアーノは14年7月、同市下田の下田小の児童が路上に捨てられていたのを登校中に拾い、豊永さんが引き取って育てている。
【 2017年04月24日 11時30分 】