家電製品ミニレビュー
ジュースもワインも炭酸飲料にできる! ドリンクメイトで"炭酸ライフ"が楽しくなった
2017年4月24日 07:30
数年前に、自宅で手軽に炭酸水が作れる「ソーダストリーム」が日本に上陸して以来、炭酸ブームが続いている。コーラやジンジャーエールなどの炭酸飲料は、シュワシュワした喉越しが心地よく、たまに無性に飲みたくなるし、そもそも炭酸水は、飲めば健康やダイエットにいいとか、肌に浸せば美肌効果が期待できるなどの説もあり、筆者も機会があれば取り入れたりしている。
そんな炭酸ブームを受け、各メーカーから様々な炭酸水メーカーが登場してきたが、その多くは水を炭酸水にするもの。炭酸ジュースを作りたい場合は、この炭酸水にシロップを入れることになるため、買ってきた炭酸水で割るのと同じだ。
しかし今回ご紹介する炭酸メーカーは、水はもちろんジュースやお酒をそのまま炭酸飲料にできてしまう。シナジートレーディングの家庭用炭酸飲料メーカー「ドリンクメイト」だ。
メーカー名 | シナジートレーディング |
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製品名 | ドリンクメイト DRM1002 |
実勢価格 | 17,000円(Amazon) |
あっという間にシュワシュワ刺激的な炭酸水が完成
ドリンクメイトは、本体にセットしたガスシリンダーのガスを飲料に注入することで炭酸飲料が作れる炭酸飲料メーカー。従来からある炭酸水メーカーとの大きな違いは、水以外も炭酸水にできるところだ。
従来品が水以外で使えないのは、ノズルがつまってしまうから。しかしドリンクメイトはノズルを工夫することで、水はもちろん、ジュースやワイン、牛乳にも使えるようにしたという。ただし飲料ならなんでもいいわけではなく、やはり粘度の高い飲料や果肉が含まれている飲料は、減圧バルブの詰まりの原因になるので、使ってはいけないとのこと。
まずは水を炭酸水にしてみよう。まずは本体背面にガスシリンダーをセットする。続いてボトルに好きな飲み物を入れ、インフューザーと呼ばれるフタをしたら、本体にセットする。
続いて水をセットする。まずはボトルを本体から取り外し、850mlのラインまで水を入れ、インフューザーをしっかり閉めたら、再び本体にセットする。
あとは天面にあるシルバーの注入ボタンを押すだけ。ものすごい勢いで炭酸が噴出し、水に注入されていく。なかなかの迫力だ。ちなみにボタンの押し方にはコツがあり、ずっと押してはいけない。0.5秒~1秒以下と短く押し、泡が収まってから再び押すのがポイントだ。
何度か押していると、急にシューっとガスが抜ける音がする。正確にはピュー! という大きな音なので、初めて聞いたときは何事かと驚いた。しかしこれが、炭酸ガス注入完了のサインだという。
ボトルを取り外したら、ゆっくり振って、炭酸ガスを十分に溶け込ませてからボトル内のガス抜きをする。やり方は、インフューザー上部にあるシルバーの「スローリリースタブ」を開け、ボトルの泡が上部に届く前に閉じる、泡がボトル下部に収まったら再び開ける、を繰り返す。
ちなみに、このフルリリースタブは、シューという音が収まる前に押してもビクともしなかったが、音が収まると押せるようになった。
飲んでみたところ、かなり刺激の強い炭酸水が作れた。これは爽快だ。炭酸の注入量を減らすことで、微炭酸から強炭酸まで変えられるとのこと、自家製の醍醐味を感じる。
100%フルーツジュースも、紅茶、緑茶も!
続いて試したのが、みかん100%ジュースの炭酸化だ。普通のフルーツジュースが、薄めることなく炭酸になるとは、とても楽しみだ。水以外の飲料が入れられるのは、350mlまで。それ以上入れると、溢れてしまう可能性があるらしい。
先ほど炭酸が強すぎたので、今回は少なめに炭酸を注入。するとシュワシュワ心地よいみかんソーダが完成した。フルーツ100%の炭酸飲料なんて、なかなか珍しい。息子は炭酸ジュースが大好きなのだが、「ジュースを飲むならせめてフルーツ100%を」と思い、我が家ではふだんは100%オレンジジュースしか用意していない。「それが炭酸になるなんて」と息子も感激しながら飲んでいた。
もちろん紅茶もお茶も、コーヒーだって炭酸にできる。さすがにコーヒーは炭酸にしたいと思わなかったが、紅茶はなんとなくいけそうな気がしたので試したところ、予想通りの味。夏場の来客時のおもてなしにしてもよさそうだ。
スパークリングワイン、スパークリング日本酒、最高!
私が絶対やってみたかったのが、ワインや日本酒の炭酸化だ。というか、これがドリンクメイトを使ううえで一番の楽しみだった。ワインや日本酒は炭酸水で割ってしまったら味が変わってしまうので、味を変えずにスパークリングにできるなんて楽しみだ。
スパークリングワイン・日本酒に使われるのは、たいてい甘めのお酒なので、今回スーパーでも甘めを探してきた。さっそく炭酸にしてみよう。
さらに気が抜けてしまったビールや炭酸飲料の炭酸を復活されるという使い道もある。例えば昨日飲みきれなかったビールを翌日飲むなんてありえなかったが、これを使えば爽快感が復活しておいしく飲めそうだ。
いろいろ試してみたが、炭酸好きの我が家では、ドリンクメイトは大活躍。炭酸水をたっぷり作れば、自宅で手軽に炭酸美容も楽しめる。いつもの生活に取り入れやすい点からも、あれば暮らしが楽しくなること間違いなしの1台だ。