女性問題の中川議員、野党が議員辞職を要求
女性問題で経済産業政務官を辞任した自民党の中川俊直衆院議員に対し、野党が議員を辞職するよう求めました。
自民党・細田派の派閥総会。所属する中川議員は、20日は、姿を見せませんでした。妻子もいる中川氏は、18日、女性問題で経済産業政務官を辞任したと自ら公表。しかし、週刊誌がストーカー疑惑を報じたことについては、20日未明、自らのフェイスブックでこう反論しました。
「ストーカー登録をされたかのような報道がされていますが、そのような事実は一切ございません。」
しかし、警視庁への取材で、去年暮れ、女性と中川議員の間でトラブルがあり、女性が犯罪被害防止のためのシステムに連絡先などを登録していたことがわかりました。
中川氏の問題は国会審議にも影響。民進党などは中川氏が経産政務官を辞任した理由を説明していないとして、20日の参議院・経産委員会の審議を拒否しました。
与党からも中川氏へ説明責任を求める声が上がっています。
「ご本人がどう思っているか。自分の奥さんに対してもどう思っているのか、子どもに対してもどう思っているのか。その辺を説明される必要がある」(公明党 漆原良夫中央幹事会会長)
菅官房長官は議員辞職を含めて、自らが判断すべきだという考えを示しました。
Q.中川議員に対し議員辞職を求める声があるが?
「そうしたことも含めて、ご自身でご判断されることだと思います」(菅義偉 官房長官)
中川氏の地元・広島県東広島市では・・・
「辞めなきゃダメよ、東広島の恥」(男性)
「男としてケジメはつけるべき」(男性)
民進党の蓮舫代表は、中川氏本人が議員辞職を判断すべきだと述べました。
「政務官を辞任しただけで終わらせる話ではないと重要視しています。前例もありますから、そういう前例をよく考えていただいて、自ら判断されるべき事態」(民進党 蓮舫代表)
ある自民党幹部は、中川氏については「最低でも離党はさせないと」と強い危機感を滲ませました。