北朝鮮で韓国系アメリカ人が新たに拘束か

北朝鮮で韓国系アメリカ人が新たに拘束か
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アメリカの複数のメディアや韓国の連合ニュースは、北朝鮮で韓国系アメリカ人が新たに拘束されたと報じ、アメリカ政府も北朝鮮でアメリカの利益代表を務めるスウェーデン大使館と連携して情報収集に乗り出していることを明らかにしました。
アメリカの複数のメディアは、23日までに、アメリカの利益代表を務めるピョンヤンのスウェーデン大使館の話として、韓国系アメリカ人の男性が北朝鮮の当局に拘束されたと伝えました。

また、韓国の連合ニュースは、北朝鮮の消息筋の話として、拘束されたのは中国の元大学教授のキムという姓の男性で、21日午後、ピョンヤン国際空港で出国の手続き中に拘束されたと報じ、北朝鮮当局は、拘束した具体的な理由は明らかにしていないと伝えています。

これについて、アメリカ国務省の当局者は、23日、記者団に対して、「北朝鮮でアメリカ人が拘束されたという報道は承知している。アメリカ人の保護は、最優先課題の一つであり、ピョンヤンにあるスウェーデン大使館と連携していく」と述べ、情報収集に乗り出していることを明らかにしました。

北朝鮮は、スパイ行為などを理由に、これまでにも別のアメリカ人2人を拘束していることを明らかにしています。

核やミサイル開発を加速させる北朝鮮に対し、トランプ政権は、朝鮮半島周辺に原子力空母を派遣するなど圧力を強めており、北朝鮮がアメリカ側に対して揺さぶりをかける狙いもあると見られています。