人の顔の見分けがつきにくい「相貌失認」というもの

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そもそも「相貌失認」という言葉は知らなかったけど、この症状というか傾向はずいぶんと前から知っていた......というか、当方自身も実はそれ。ドラマや映画で登場人物が増えてくるとだれがだれだか分からなくなって面白みが無かったのをよく覚えている。その顔を持つ人を以前見た事があるって思い出すこともあるけど、それがどのような人だったのかという記憶に紐づけが出来ないとか、ね。で、【相貌失認】を調べてみると結構メジャーな傾向で、その一方で多くは顔以外のパターンと合わせて判断するので自他共に気が付きにくいとの話。

要は顔の認証の仕方の上で、フィルタが雑なのか、窓口が狭いって感じなのだろうなあ。逆に一度覚えてしまうとずっと覚えていたりもするから。人をどのように認識するかの仕組み、構造が多少異なっているのかもしれない。

で、この類の傾向は当然他人からは見える事が無い。普通の人は自分を覚えているはずだと認識しているけど、当人は他の人と見分けがつかないので焦ってしまう。それこそ指摘されているように、ちょいと前にあった人に「はじめまして」と言ってしまうこともあり、それが過去にあった事がある人だと分かると、申し訳ないやら情けないやら恥ずかしいやら。

この辺りは脳の構造上の問題なのだろうからどうしようも無い部分もあるのだけど。確かに他人からは「努力が足りない」とか「注意力が不足している」「なまけている」「軽んじている、失礼」と認識されかねないし、そう思われるのは結構つらいのだよな。カミングアウト云々はともかく、そういうものがあるってことがもう少し周知されているとありがたいのだけど。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年4月24日 07:55に書いた記事です。

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