ブラジリアンワックスの特徴とメリット・デメリット
ブラジリアンワックスをご存知でしょうか?最近は海外ドラマに取り上げられたことで知名度があがりました。そのブラジリアンワックスのメリット、デメリットなどについて、みていきましょう。
ブラジリアンワックス発祥の地は?
「ブラジリアンワックス」は、その名の通り、サンバの国・ブラジルで生まれた脱毛法です。
ブラジルではTバックの派手な衣装でサンバを踊るなど、なにかと露出の激しい恰好をすることが多いため、入り組んだ部分までしっかりムダ毛を取り除くことのできるこの方法が流行するのも当然の成り行きだったのでしょう。
日本では?
日本では、昔からあまりVIOの処理を積極的にする習慣はありませんでしたが、近頃では身だしなみとしてきちんとお手入れする人が増えており、これに伴って
ブラジリアンワックスが受けられるサロンの数も増えてきました。
- ムダ毛が抜ける仕組み
- ブラジリアンワックスの種類
- 自宅でも
- サロンでは
- トラブルと対処法
- 鼻毛にも使える?
- まとめ
ブラジリアンワックスでムダ毛が抜ける仕組み
ブラジリアンワックスは、レーザー脱毛のように毛根を死滅させるわけでも、フラッシュ脱毛のようにダメージを与えるわけでもなく、シンプルに抜き取ることでムダ毛をすっきりさせる脱毛法です。
そのため、続けるうちにだんだんムダ毛の量が減ることはないし、定期的な処理が必要となりますが、即効性があるので「今すぐムダ毛をなんとかしたい!」という時には非常に便利な方法なのです。
また、カミソリや電気シェーバー、除毛クリームなどに比べると効果が長持ちするので、頻繁に面倒な処理をする必要がありません。脱毛は肌への負担が大きいので、次の処理までの期間を長くとれるというのは大きな魅力です。
- 即効でムダ毛をどうにかしたい!
- カミソリや脱毛クリームと比べると効果長持ち♪
ブラジリアンワックスの種類
ひとくちに「ブラジリアンワックス」といっても、使われるワックスにはいろいろな種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
ハニーワックス(シュガーワックス)
砂糖とハチミツをベースに作られた水溶性のワックスです。肌への負担が少なく、使用後は簡単に拭き取れるので使いやすいですが、脱毛強度が低いので慣れていないと上手に抜くのが難しいです。ムダ毛は長いままでも使えるので、いちいちカットする必要はありません。
ソフトワックス
ハニーワックスよりも脱毛強度が高く、固まらないので、ブラジリアンワックスを初めて使う人でも扱いやすいです。ただ、毛を短くカットする必要があるので、そのあたりがちょっと面倒かもしれません。使用後は、クレンジングオイルなどを使ってワックスを落としていきます。
ハードワックス
ブラジリアンワックスに使われるものの中で最も固いテクスチャーで、ワックスそのものが固まるためシートを使う必要がありません。
ソフトワックスのように肌へ密着せず、ムダ毛だけを絡め取るため、肌への負担が少ないところも魅力。ただ、ワックスを温める時間や肌に乗せておく時間が長いため、あまり時間のない時にはちょっと面倒な方法です。
ワックスフィルム
あらかじめシートにワックスが塗ってあるため、余計な手間をかけずにすぐ脱毛ができます。持ち歩きも簡単で、旅行先で使うにも便利。デメリットは慣れていないと失敗しやすいことで、コツをつかむまでには練習が必要です。また、剥がす時に肌に大きな負担がかかるので、アフターケアに手を抜かないことも大切。
ロールオンタイプ
脱毛したい部分に沿ってコロコロと転がすだけなので、不器用な人でもうまくワックスを塗ることができます。ワックスを塗り終わったら上からシートを貼り付け、一気に剥がせば脱毛が完了します。
ブラジリアンワックスは自宅でもできる
ブラジリアンワックスで肌をツルツルに保つには2~3週間に1度の施術が必要なので、忙しい人やサロンが家の近くにない人にとってはちょっと大変です。
そんな時、あると便利なのが自宅でできる「セルフブラジリアンワックス」。最初はちょっと勇気がいりますが、コツをつかむと簡単にできるようになります。
⇒ 詳しくは「自宅での脱毛ワックス(ブラジリアンワックス)」のページをご覧ください。
サロンでのブラジリアンワックス
サロンで受けるブラジリアンワックスも、内容や手順はセルフの場合とほぼ同じですが、ワックスがサロン専用の高品質であったり、きちんと講習を受けたスタッフが施術するので初めてでも安心です。
Vラインはともかく、IやOは自分から見えにくく、形状も複雑でやりにくいので、プロに施術してもらうことのメリットは大きいです。
恥ずかしい?
大事な部分を見られてしまうという恥ずかしさに抵抗がある方も多いでしょう。しかし、プロの施術者は
毎日多くの施術をこなしているので見慣れてしまって気にしていません。キレイになるために通うのですから、堂々とお願いしましょう。
失敗しないサロン選びのコツ
ブラジリアンワックスが受けられるサロンはだんだん増えてきていますが、どのお店に行っても質の高いサービスが提供されるわけではありません。中にはいい加減な施術で肌トラブルを引き起こしたり、接客態度が良くなかったりするところもあるので、失敗しないサロン選びのコツを覚えておきましょう。
店内が清潔かどうか
脱毛はとてもデリケートな施術なので、店内が清潔に保たれていないと感染症を引き起こす可能性があります。特に、施術に使うベッドや器具、リネン類などが汚れているのは最悪。「ムダ毛さえ抜けばいいんでしょ」という、お店側の本音が透けて見えるようです。
また、ブラジリアンワックスはお客様の性器に直接触れることが多く、その際に出血を伴うこともあるので、万が一エイズなどの性感染症を持っていた場合の感染も気になります。
安全な施術を行うには衛生面での知識もしっかり学んで適切な対処をすることも必要なので、気になることについては遠慮せずどんどん質問しましょう。そこでスタッフの対応がイマイチだったり、質問をはぐらかしたりするようなお店は避けた方がいいでしょう。
対応が丁寧かどうか
予約時の電話対応や、受付、施術するスタッフの態度も厳しくチェックしましょう。こういう部分がいい加減だったり、やたらとツンケンしていたりするお店では何かと嫌な思いをすることが多くなります。最初の電話予約で嫌な予感がしたら、どんなに有名でもそのお店は避けたほうが無難です。
高い技術があるかどうか
ブラジリアンワックスは施術するスタッフによっての差が表れやすく、経験の少ない未熟なスタッフに当たってしまうと「痛い・きちんと抜けていない」などのトラブルに見舞われることがあります。予約する前にお店のHPや口コミをチェックし、きちんとプロ意識を持って施術に当たっているかどうかを確認しましょう。
プライバシーがきちんと保たれているかどうか
ブラジリアンワックスの施術中はちょっと人に見られたくない恰好をすることになるので、他のお客様からの目線が気になります。それなのに、カーテンで仕切っただけの空間に案内されると不安ですよね。男性可のサロンであればなおさらです。
必ず完全な個室で、施術中に他の人が出入りすることのないような配慮があるお店を選びましょう。
痛みなどのトラブル対応は?
痛みの感じ方には個人差がありますが、ちゃんとお客様のことを考えているサロンならそれなりの配慮をしてくれるはずです。
「痛い」と訴えているのに「剥がすんですから、ある程度は仕方ないですよ」などと冷たい対応をされるようでは、とても続けて通う気にはなれません。利用者の訴えに真摯に対応できるかどうかもチェックしましょう。
ブラジリアンワックスにおいて、ありがちなトラブルと対処法
ブラジリアンワックスは肌への負担が大きい脱毛法なので、やり方や肌のコンディションによってはトラブルが起きることがあります。よくありがちな事例と対処法を説明するので、いざという時のために覚えておきましょう。
埋没毛
ムダ毛を一気に引き抜くことで毛穴やその周辺が傷つき、毛穴がふさがってしまいます。そうすると、次に新しく生えてきた毛が出てこられなくなり、埋没毛となってしまうのです。サロンで施術を受けた場合でもこれを完全に防ぐのは困難であり、ブラジリアンワックスにはつきもののトラブルであると言えるでしょう。
埋没毛の対処法
埋没毛ができると焦ってほじくり出そうとする人がいますが、かえって肌を傷つけ、新たな埋没毛を作り出すきっかけとなるので絶対にやめましょう。
ちょっと遠回りかもしれませんが、
しっかり保湿ケアをしてターンオーバーを促し、古い角質を取り除きやすくするのがキレイに治すコツ。皮膚の下に留まっている毛もそのうち自然に押し出されるので、こまめなお手入れを続けていきましょう。
色素沈着
処理後の色素沈着も、ブラジリアンワックスでは多いトラブルです。人間の肌にシミができたり、日焼けしたりするのは肌がメラニンを出して刺激から守ろうとするからですが、これと同じことが施術の際に起きるのです。
色素沈着の対処法
色素沈着の場合も、埋没毛と同じく保湿でターンオーバーを促すのが基本となります。ターンオーバーが順調ならメラニンも次第に押し上げられて排出されるので、お風呂上りや肌が乾燥した時には
こまめに保湿を行い、うるおいを保つようにしましょう。
内出血
自分で無理にワックス脱毛を行った場合や、腕の未熟な施術スタッフに当たってしまった場合、脱毛した部位に内出血が起きることがあります。
ブラジリアンワックスを行うのは肌の調子が良い時にするのが鉄則。日焼けや炎症などで皮膚が弱っているところへ無理やり施術をしてしまえばダメージが大きくなるのは当たり前なので、タイミングはしっかり見極めるようにしましょう。
内出血の対処法
内出血は傷ついた細胞を修復しようと血液が集まることで起きるので、
すぐに患部を冷やして血液の流れを抑制します。だいたい3週間ほどで治まってきますが、あまり長引く場合は皮膚科を受診しましょう。
鼻毛にも使える
ブラジリアンワックスの特徴の一つとして「鼻毛を抜くのにも使える」というのがあります。
鼻毛の処理といえば、専用の鼻毛カッターを使ったり、1本1本抜いたりするしか方法がなく「細かい部分がキレイにならない」「痛い」といった悩みも抱えがちです。
しかし、ワックスなら細かい毛にもしっかり絡みついて根こそぎ抜いてくれるので、びっくりするほどスッキリ取れます。また、一瞬で抜いてしまうので痛みも感じにくいです。
鼻への上手な使い方
鼻毛用には専用のキットが売られているので、まずはそれを手に入れましょう。
付属のカップでワックスを溶かし、それをスティックで絡め取って鼻の穴に挿入するのですが、あまり熱いとヤケドしてしまうので必ず手で温度を確かめてから入れてください。1~2分ほどおいてワックスが固まったら、ためらわずに一気に引き抜きます。使用後は、毛を抜いた部分に保湿クリームを塗っておきましょう。
ただ、鼻毛は外部から細菌やほこりが侵入することを防いだり、においを嗅ぎ分けたりするなどの重要な役割を持っているため、あまり取りすぎるのはよくありません。また、敏感な粘膜で傷つきやすいので、ワックスを使うのは月に1度ぐらいにしておきましょう。
即効性のあるブラジリアンワックスで今すぐキレイ!
ブラジリアンワックスの特徴やメリット・デメリットについて、いかがでしたか? なんといっても即効性があり、すぐにスベスベになれるのが嬉しいところ。急にデートや海、温泉、プールに誘われた時でも安心です。
ただし、ワックスを塗って剥がすという性質上、どうしても肌に負担がかかることは避けられません。コンディションが良くない時の使用は避け、アフターケアもしっかり行うようにしましょう。サロンで受ける場合は、信頼できるお店を選ぶことも大切です。