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日米首脳が電話協議 対北朝鮮で擦り合わせ

2017/4/24 10:05 (2017/4/24 11:04更新)
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 安倍晋三首相とトランプ米大統領が24日午前、電話協議した。北朝鮮が25日の朝鮮人民軍創建85年などに合わせ、核実験の実施や弾道ミサイルの発射に踏み切る可能性があるため、日米間で連携して対処する方針を確認したとみられる。北朝鮮の新たな挑発行動を抑えるために、北朝鮮に強い影響力を持つ中国に協力を求めることでも一致する見通しだ。

トランプ米大統領との電話協議を終え、記者の質問に答える安倍首相(24日午前、首相官邸)

トランプ米大統領との電話協議を終え、記者の質問に答える安倍首相(24日午前、首相官邸)

 日米両首脳の電話協議は今月9日以来。政府関係者は「対北朝鮮で圧力を強める狙いがある」と語る。日米が特に警戒するのが北朝鮮の6回目の核実験だ。米政府は北朝鮮が核実験に踏み切った場合、軍事攻撃も辞さない構えを見せている。

 日米両政府はすでに朝鮮半島に向かう米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする打撃群と、海上自衛隊の護衛艦2隻の共同訓練を実施。北朝鮮に圧力を加えている。

 こうした動きに北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は「朝鮮半島で核戦争を起こそうとする宣戦布告も同然だ」と反発。日本政府関係者は「圧力をかけても北朝鮮が核実験を思いとどまる保証はない」と語る。日米首脳で25日を前に電話協議をして万全の備えを取る考えだ。

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