「LG21」と言えばTVコマーシャルや広告でも目にすることの多い乳酸菌の代表格ですね。
LG21乳酸菌は、腸内環境を整える一般的な乳酸菌というよりも、ピロリ菌に特化した効果が注目されています。LG21乳酸菌ヨーグルトには「リスクと戦う乳酸菌」と記載されているくらいなので、健康や美容のために摂取し続けている方も多くいらっしゃることでしょう。
体調や体質・目的に合った乳酸菌を選ぶことが、一番その菌の働きを最大限に生かすことが出来ます。結果的に健康にも役立ちます。
それでは、LG21乳酸菌の持つ特徴をご紹介してゆきましょう。
ピロリ菌の感染を心配されている方は、まずこちらのページをご覧ください。
>>ピロリ菌の感染を疑っている方へ
目次
「LG21」はピロリ菌に効果がある!?
ピロリ菌はいつ見つかったの?
ピロリ菌は、胃に生息する細菌の一種で、1979年にオーストラリアのウォーレン博士らによって発見されました。
ピロリ菌は胃の壁にダメージを与え、十二指腸潰瘍や胃潰瘍といった胃の疾患を引き起こすきっかけを作ってしまうのです。1994年に、WHO(世界保健機構)はピロリ菌を「発がん因子」と発表しています。
日本のピロリ菌事情は?
50歳以上の日本人の7割が感染していると言われてます。なんだか、とても怖いですね。
でも、ピロリ菌に感染しているからといって必ず胃の疾患になるという訳ではありません。悪影響を起こしやすいので、やっつけておく方が安心なのです。
ピロリ菌の除菌方法は、これまで抗生物質が一般的だったのですが、LG21乳酸菌がピロリ菌除去に効果があることが分かり、活躍を始めています。
ピロリ菌をこれから除菌しようとお考えの方は、こちらのページを参考にしてください。
>>ピロリ菌の除去治療予定がある方へ
LG21乳酸菌とピロリ菌の関係
「LG21」は乳酸菌の中でもピロリ菌をやっつける効力の高い「ラクトバシルス属」の仲間です。その中から、ピロリ菌退治に一番効果的に働ける乳酸菌として選び出されたのが、この「乳酸菌LG21株」なんです。
LG21が選ばれた5つの理由
- LG21はヒトの健康に安全
体に良い影響をもたらす乳酸菌で、副作用がない
- LG21は耐酸性がある
胃酸に強く、胃の中で生き残れる
- LG21は上皮細胞に接着できる
胃の粘膜にくっついて、胃の中に長く留まれる
- LG21は増殖する
少ない栄養の中でも増えることが出来きる
- LG21は乳酸をたくさん作り出す
ピロリ菌に対して殺菌作用の強い乳酸を作り出す
LG21乳酸菌のピロリ菌除去に関する実験
ピロリ菌に感染している31人の患者さんが対象になりました。
- 実験の内容
⇒LG21乳酸菌入りヨーグルトを、一日2個ずつ2カ月食べてもらった。
- 実験の結果
⇒80%の患者さんのピロリ菌が減り、胃粘膜の炎症もよくなった。
つまり、LG21を含んだヨーグルトを摂取することは、ピロリ菌除菌の効果と、傷んだ胃粘膜も修復してくれる効果があるのですね。
LG21乳酸菌を使ってピロリ菌を退治したい方は、まずこちらのページをご覧ください。
>>ピロリ菌をLG21乳酸菌で除去したい方へ
LG21乳酸菌入りヨーグルトが発揮する効果
LG21乳酸菌それ自体がピロリ菌除去に大きな力を持っていることは、皆さんもう納得されていますね!ですが、何故ヨーグルトで摂取するのでしょうか?
ヨーグルト、この食品形態がポイント
ピロリ菌は乳酸菌が苦手です。その乳酸菌の中でもLG21の効果のあることが分かったので、この効果を効率よく引き出せる方法を考えたわけです。
そこでLG21乳酸菌がよく働ける状態を作れる、そしてピロリ菌が長く乳酸菌に接触する状態を作れることから、ヨーグルトが選ばれました。
LG21乳酸菌ヨーグルトが出した効果
ヨーグルトは食品ですから、毎日摂り続けることが可能で副作用もありません。もちろんお薬と一緒に摂ったところで、その効果を邪魔するようなこともめったにはありません。
この特徴を生かした薬の服用方法が、ピロリ菌退治に大きな効果を出しました。
実験の対象はピロリ菌に感染している患者さんで2グループに分けました。一方は除菌薬を飲む3週間前からと除菌薬を飲んでいる1週間の1カ月LG乳酸菌ヨーグルトを一日2回摂取してもらい、もう一方は薬だけを1週間飲んでもらいました。
実験目的1:除菌率の比較
薬だけを1週間飲んだグループと、LG21乳酸菌ヨーグルトを摂取してもらったグループの除菌率とを比較しました。
結果:LG乳酸菌ヨーグルトを摂取していたグループの除菌率は高い結果を出しました。
実験目的2:薬に抵抗力を付けたピロリ菌を除菌できるか
ピロリ菌の除菌は、一回では終わらず、2度、3度と行うことがあります。悪いことに、ピロリ菌は薬に抵抗できるようになってしまいます。そこで、LG21乳酸菌がこの抵抗力を付けた菌にどう働くかを調べたのです。
結果:こちらも、LG乳酸菌ヨーグルト摂取していたグループの除菌率はとても高いものでした。
ピロリ菌の再発を止めたい方は、こちらのページをご覧ください。
>>ピロリ菌の再発を防ぎたい方へ
腸内でもしっかりと働くLG21乳酸菌
乳酸菌は本来、胃酸などに弱い性質があるため腸に届く前にそのほとんどが死滅してしまうのですが、LG21は乳酸菌の中でも胃酸や消化液に強い性質を持ち、生きたまま腸内に運ばれしっかりと腸でも働いてくれます。
腸内の悪玉菌が増え、腸内環境バランスが崩れるとあちこちにその影響は現れます。もちろん胃の働きも悪くなり、ピロリ菌によるダメージを受けやすくなります。
また腸内環境の悪さは肌荒れや便秘の原因になるだけでなく、免疫力も低下させるので風邪も引きやすくなってしまいます。
そこでLG21乳酸菌を摂れば、高い整腸効果が期待でき健康な体作りが可能になる上に、ピロリ菌をも除去してくれるわけですね。
単に整腸効果のみを期待している方は注意!下記ページもご覧ください。
>>ヨーグルトで腸内環境改善を目指している方へ
LG21乳酸菌が含まれている製品
「プロビオヨーグルトLG21」シリーズ
ブルガリアヨーグルトでもお馴染みの明治から発売されているヨーグルトです。
種類も色々ありますので、ご紹介しますね。
- プロビオヨーグルトLG21、低脂肪、砂糖0、アロエ
- プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプ、ドリンクタイプ 低糖・低カロリー
- プロビオヨーグルトLG21EX、EXドリンクタイプ (EXは、宅配専用商品です)
ヨーグルトタイプも、ドリンクタイプも、ブルガリア菌・サーモフィラス菌・LG21菌で製造され、含まれているLG21乳酸菌の量はいずれの商品も同じです。
「わかもと整腸剤」
こちらは、食品ではないのですが、乳酸菌LG21株が使われています。
ラクトバチルス・ガッセリ菌と包装に明記されているのは、このLG菌なんですね。
LG21乳酸菌の豆知識
ピロリ菌を抑える力で頼られているLG21乳酸菌は、本当に、この為に開発された乳酸菌です。
1993年、ラクトバチルス属の乳酸菌がピロリ菌を抑える作用があることが東海大学医学部の古賀教授により判明します。
その後、「わかもと製薬」と共同研究を行い、1997年には明治乳業(現在の明治株式会社)がこの共同研究に加わります。明治乳業はヨーグルトの研究では数多くの実績があり、その乳酸菌ライブラリーの中から、このピロリ菌に一番効果的に働く乳酸菌を特定することができました。それがLG21なのです。
2000年11月30日特許許可になり、LG21乳酸菌は明治とわかもと製薬だけが使用できる事になりました。
まとめ
LG21乳酸菌のように、目的のために調査・開発された乳酸菌があることを初めて知りました。LG21乳酸菌は、整腸とピロリ菌を除菌できる2つの優れた効果を持っているんですね。
乳酸菌ならどれも同じと考えずに、用途に合わせて使うことで得られる効果も違ってきますね。
 
 
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