「住宅ローンの団体信用生命保険はどうなっているの?!」
一般的には、住宅を購入する際に、住宅ローンに「団体信用生命保険」に加入させられます。
「団体信用生命保険」とは、契約者が死亡すると、残りの住宅ローンの支払いが免除されるものです。
最近では、「死亡」だけでなく「三大疾病保障付」「七代疾病保障付」「生活習慣病で就業できなくなった場合も保障される」といった内容の「団体信用生命保険」も出ています。
団体信用生命保険=生命保険だ!
と聞きませんか?
極端な話をしますと、1億円で住宅ローンを組んだ直後に亡くなったら、「住宅ローン残金の1億円」が免除されますので、保険金1億円をもらったことと同じ効果になります。
団体信用生命保険は、有効な生命保険とも言えますね。
早めに亡くなった方が、残された遺族に喜ばれたりするかも・・・
「会社の福利厚生からの保障もあるの?」
こちらは、完全に「会社」ごとで違いますね。
一部の福利厚生が充実した会社では、社員が死亡すると、会社が遺族に「給付金・年金」を支払うケースもあります。
また、退職金については「死亡退職金」として、遺族に支払われます。
「生命保険4つの見直しポイント」
①生命保険以外から、受けられる保障はないか?
②保障内容がカブっていないか?
③不必要な特約がついていないか?
④新規の生命保険に加入する
「②保障内容がカブっていないか? 保障が二重となっているかも?!」
複数の生命保険に加入している場合、追加でつけた特約の保障内容が、気づかないうちに、カブっているケースがあります。
カブっている保障を見直せば、保険料を下げられますので、カブりを確認してみましょう。
・具体的なカブり例。
「医療保険の二重加入」
生命保険に「医療特約」として「医療保険」をつけるケースです。
郵便局の養老保険・共済などで、別々の保険に加入した場合に、カブってしまってたパターンです。
「学資保険の育英年金」
「学資保険」には「育英保険」という特約があります。
契約者(親)が死亡・高度障害状態になると、育英年金を、受け取れるという特約です。
こちらの「特約」も、結局、「契約者(親)」の死亡保障と同じ意味なので、生命保険に加入しているのなら、「特約」を外すという判断でも良いかもしれません。
「子供の医療保険が過大では?!」
「学資保険」に「医療特約」がついているものもあります。
子供が入院・手術を受けた場合、入院給付金・手術給付金をもらえるものです。
もちろん、「医療特約(保険)」の保険料も発生しています。
子供の場合は、公的なフォロー制度が充実しています。
たとえば、医療費補助制度・中学生までは医療費無償となっているケースもあります。
こういった公的扶助の活用により、医療費の自己負担分が無料・軽減されます。
ただし、お住まいの地区の自治体によって内容が異なりますので、医療助成制度の内容を確認してから、保険の見直しに着手しましょう。
「まとめ」
・団体信用生命保険は、有効な生命保険
・保障内容のカブりを確認しましょう
・保障内容がカブっていたら、カブっている部分の解約・変更も検討しましょう