カメラ女子必見!和歌山マリーナシティのポルトヨーロッパで、SNS映えするオシャレ写真を撮ろう

2017.04.23

「ポルトヨーロッパ」は、和歌山県和歌山市にある「和歌山マリーナシティ」内のテーマパーク。日本にいながら、まるで海外のような街並みを散策できるとあって、カメラ女子に大人気の撮影スポットになっています。ここで撮った写真をSNSにアップすれば、みんなからの「いいね」がたくさん集まるはず!そこで今回は、思わずSNSにアップしたくなる、オシャレな写真撮影に挑戦する旅に出かけました。

旅の合言葉は「オシャレな写真を撮ろう」!?

フェイスブックにツイッター、インスタグラムなど、今ではすっかり一般的になったSNS。見ていると、思わず「いいね」としたくなるオシャレでかわいい写真がいっぱいありますよね。

写真を撮るときは、SNS映えするかどうか、インスタジェニックかどうかをまず考えてしまうという人も多いのでは?
▲インスタグラムにアップされていそうな、SNS映えするオシャレ写真(私見によるもので、感じ方には個人差があります)
そこで今回の旅のテーマは、「オシャレな写真を撮ろう」!
「ぐるたび」カメラマンのニッシーが写真の先生となり、三重美少女図鑑のモデル・山内ゆかさんと旅しながら、SNS映えする写真撮影のコツをレクチャーします。

「SNSやってる?」
「もちろん。愛犬のプードルがかわいくって、スマホで撮ってはインスタにアップしてます。今日はオシャレな写真がいっぱい撮れるように、カメラも借りてきました!」
カメラが趣味という妹から借りてきた「ミラーレス一眼カメラ」と、スマホの二刀流で気合い十分のゆかちゃん。「かわいい写真を撮って、妹に自慢してやる」とやる気満々です。

今回ご紹介する「ポルトヨーロッパ」は、オシャレな写真を撮るには絶好のスポット。この記事を読んで「ポルトヨーロッパ」に行けば、誰でも簡単に「カメラ女子」デビューできちゃう(はず)。

さあ、前置きが長くなりましたが、旅のはじまりです。

カメラ片手にレッツ!「ポルトヨーロッパ」

▲JR和歌山駅からバスで30分、「ポルトヨーロッパ」に到着
「ポルトヨーロッパ」は、1994年にリゾートアイランドとしてつくられた人工島「和歌山マリーナシティ」内にあるテーマパーク。ほかにもオーシャンビューが楽しめるリゾートホテルや、海の幸を味わえる「黒潮市場」などが併設されていて、島全体がひとつの観光スポットになっています。
▲入園してすぐのところに設置されている記念撮影ポイントで、まずは定番の一枚をパシャリ
「ポルトヨーロッパ」の園内は、子どもたちに大人気の遊園地ゾーン「パークパシフィーク」と地中海沿岸の街並みを再現した「ポルトヨーロッパゾーン」に分かれています。

一般的なテーマパークや遊園地は、入園するのに料金が必要な場合がほとんど。しかし、ここ「ポルトヨーロッパ」は、なんと入園無料。乗り物などのアトラクションにはそれぞれ料金が必要ですが、街並みを散策したり、写真を撮るのは、タダ! 無料で楽しめちゃうんです。

「さあ、先生どこから回りますか?」
「まずは『遊園地ゾーン』へ行こう」
「? 今日はオシャレな写真を撮るんじゃないんですか? てっきり街並みが素敵な『ポルトヨーロッパゾーン』に行くのかと…」
「まあ、いいから」

先生として頼りにされるカメラマン・ニッシーの先導で、まずは遊園地ゾーン「パークパシフィーク」へ向かいます。
▲遊園地ゾーン「パークパシフィーク」

「わぁ~。遊園地って、やっぱり来るだけでワクワクしますね♪」
▲大空を高速回転する空中ブランコ「ウェーブスインガー」(500円・税込)

乗り物を見てははしゃぐ、ゆかちゃん。早速カメラのファインダーを覗いて、被写体を探しだしました。

ニッシーは見向きもせず、観覧車へと一直線。
「先生わかりました! 観覧車からの景色を撮るんですね♪」
▲高さ48mの観覧車「WAKKA(ワッカ)」(600円・税込)

マリーナシティの景色はもちろん、和歌浦の海を一望できる観覧車「WAKKA」。
32台のゴンドラのうち、2つだけ「シースルーゴンドラ」という全面透明なゴンドラがあり、これに乗れば360度パノラマの景色を楽しむことができるんです。

一同は、この「シースルーゴンドラ」に乗車。
▲シースルーゴンドラからの眺め

「わ~ きれい!」
ゆっくりと上っていく観覧車にあわせて、眼下に広がる和歌浦のきれいな海と「ポルトヨーロッパ」の街並み。
建物の屋根の赤レンガと白壁に海。赤、青、白のコントラストが美しい景色が広がります。

「先生、どう撮ればいいですか?」
「ここは景色は最高だけど、撮影ポイントとしては、ちょっと…」
「え~? こんなにきれいなのに?」
「観覧車に乗ったのは、街全体を下見するため。そのほうがこのあと撮影しやすいでしょ」

ニッシーいわく、この観覧車から写真を撮影するのは、ガラスの反射や写り込みなどの技術的な面で、ちょっと難しいんだとか。ひとまずここは、おとなしく最高の景色を楽しみながら、街の全貌を把握しましょう!写真撮影をするときに、効率よく街を散策できますよ。

どこにレンズを向けても絵になる 「ポルトヨーロッパゾーン」

さあ、いよいよ本日のメインスポット「ポルトヨーロッパゾーン」へ。
遊園地ゾーン「パークパシフィーク」との間に流れる運河に架けられた橋を進んでいくと、
「きたきた~!素敵な建物がいっぱい」
ゆかちゃんは、さっそく自撮りで一枚。

橋の先には、噴水がある石畳の広場が広がっていました。
▲「プラースヨーロッパ」と呼ばれる噴水広場
地中海の港街をモチーフにした街並み。建物は「フランスの街並み」や「イタリアの港街」「スペインの古城」などをもとにデザインされていて、とくにこの噴水広場の周りに立ち並ぶ建物は、フランスの市役所や裁判所などの官舎を参考にデザインされたものなんだとか。

「すご~い。日本じゃないみたい!」
「ほんと。これは、どこにレンズを向けても絵になる! 先生いらんわ(笑)」
2人も思わずテンションアップ!

噴水から放射状に広がっていく石畳。建物はレンガ造りで、きれいなアーチが印象的な入り口など、異国情緒にあふれています。

「お~。これで、自撮りもできるんだ♪」
ゆかちゃんが何やら「PhotoSpot」と書かれた円柱台を発見。
台の上にカメラをセットして、
タイマー機能で、
はい。チーズ!
園内には、随所にこの「PhotoSpot」が設置されていて、自撮りができるようになっています。
▲「プラースヨーロッパ」の「PhotoSpot」で撮った写真
定番の一枚を撮りたい方は、ぜひこの「PhotoSpot」を探してみてください。

そして、「オシャレ写真」をめざした、ここでの一枚がこちら!
「インスタグラム」は、たくさんのフィルターが用意されていて、画像加工も簡単。風景写真などの場合、これだけでオシャレ感がグッとアップするので、お好みのフィルター使ってみましょう。

「先生、この写真はどうでしょう?」
「うん。なかなかいい感じ。まあ何はともあれ、どんどん撮っていこう」

頼りがいがあるんだか、ないんだかの先生に見守られながら、一同は噴水広場を後にして、街並み散策に向かいました。

めぐるたびに新たな表情を見せる街並み。写真撮影に熱中!

いよいよ「おしゃれなベストショット」を探して、本格的に街並み散策をはじめた一同。
見どころいっぱいの「ポルトヨーロッパゾーン」ですが、意外にもさらっと回るだけなら、小一時間もあれば十分一周できるくらいの広さ。
あまりに広大だと回るだけで疲れてしまうし、狭すぎては物足りない。
実際、散策してみると、この広さが絶妙なんです。
▲噴水広場からお城へと向かうなだらかな坂道「ヴィアポルトフィーノ」
「おっ。何だかさっきとは雰囲気が変わってる。ここはちょっとスペインぽい」
「こっちの路地裏は、なんかイタリアって書いてある~」
どんなに素敵な景色でも、ずっと同じ景色だと飽きてしまいますが、「ポルトヨーロッパ」の街並みは歩いてめぐっているうちに、さまざまな表情を見せてくれます。

さらに街全体の調和を保つためか、その表情は、注意していないと気づかないぐらい自然に、やんわりと変わっていきます。これが散策していると、とても心地良いんです。
▲イタリアの路地裏に迷い込んだかのような「ピアッツァダンテ」
「この景色もステキ!このアングルもいいかも」
探検心をくすぐる素敵な街並みに、ついつい写真撮影に熱中する一同。

「う~ん。先生!なんか私が撮るといまいちなんですけど、この写真はどうですかね?」
▲ゆかちゃんが撮った噴水の人魚
「なるほど。ちょっと主役が中途半端かな。この写真なら、人魚が主役になると思うから、もっと人魚をアップにしてみて」
▲先生が撮った噴水の人魚 その1
「たとえば、こうしたほうが、良くない?」

先生いわく、写真の主役となるものを意識すると、しっくりくる構図が作りやすいとのこと。いまいち写真の構図が決まらないというときは、写真の主役にしたいものは何なのか考えてみると、解決の糸口がみつかるかもしれませんよ。

「さらにいうと、無理に正方形にこだわりすぎずに、縦構図にしてあげると人魚っぽさや迫力もでるよ」
▲先生が撮った噴水の人魚 その2
スクエア型(正方形)の写真が特徴的だった「インスタグラム」。インスタを利用する人には、オシャレ写真=正方形、写真を撮るときは、いつもステキに正方形に切り取れる構図を探しているという人が多いかもしれません。

しかし、2015年8月のアップデートにより、インスタグラムはスクエア制限がなくなり、縦長や横長の写真をそのまま投稿することもできるように。

もちろん感じ方や考え方は人それぞれ。スクエア型だからこそ映える構図もたくさんあります。しかし正方形にこだわらず、縦長や横長の構図にしてみるのも、表現の幅が広がるので、オススメです。
園内には、やはりカメラ女子の姿が。
みな、カメラ片手に思い思いに街並みを散策しています。

先生はと言うと…
▲スペインの古城をイメージした建物を撮る先生
ゆかちゃんの様子を見守り、写真のアドバイスをしながら、「ぐるたび」カメラマンとしての写真撮影に奔走。

「ゆかちゃん。ちょっとそこ、ゆっくり歩いてみてくれる?」
「ほら、これなんか良くない?上手く言えないけど、こういうなんかさりげない感じというか、一見どこで撮ったかわからないくらいの方が逆にオシャレに見えたりしない?」
先生の写真講義も徐々にヒートアップ!

各々で街並み散策を楽しみながら、撮った写真について語らう。こういう旅もいいもんです。
めぐるたびに、新たな発見に出合える。
そんな街並みに、時間も忘れて写真撮影に没頭してしまっていました。
みなさんも「誰が今日イチバンのオシャレ写真を撮れるか」対決してみてはいかがでしょうか?

旅の成果披露「フォトギャラリー」

せっかくなんで今回の「作品」を公開しましょう。
▲「ポルトヨーロッパ」西側の街並み
▲何気ない一枚も縦構図で印象的に
▲横構図は、人間の本来の視界に近く、自然にまとまりやすい構図。迷ったらまずは横構図で撮ってみましょう
▲スクエア型の場合、メインの被写体をまっすぐ中央に配置すると、スッキリとした印象に
▲お土産屋さんの雑貨。ちょっとひねりをだしたい場合は、あえて中央からずらし、一部だけ切れた構図にすると広がりが出ます
▲こちらも、エンブレムを中央にして、意味深かつ大胆に
▲軒先の庭をパシャリ
▲「ヴィエッタカプリ」と呼ばれるエリア

コスプレにお店散策…。楽しみ方は人それぞれ!

「オシャレ写真の撮り方講座」が繰り広げられた今回の旅ですが、「ポルトヨーロッパ」は、自分で写真を撮らなくても、違った楽しみ方があります。

やってきたのは、園のまさに中心あたり。イタリアの路地のような雰囲気のある「ピアッツァダンテ」と呼ばれる小広場の脇に、ひっそりと店を構える「Felice(フェリーチェ)」。ここでは、ヨーロッパの民族衣装を着て、撮影してもらえる「変身撮影体験」(1人1,600円・税込、写真1枚付き)ができるんです。
▲変身撮影体験ができる「Felice」
お店で自分の好きな衣装を選んで着替えたら、園内の好きな場所で、お店のスタッフカメラマンが撮影してくれます。
ジャーン。今回はヨーロッパの町娘に変身してみました。

ほかにもいろいろな衣装があるので、変身撮影体験も楽しんでみては。
「Felice」のほかにも、園内のヨーロッパ風の建物の中には、さまざまなお店やレストランが。
▲おしゃれな雰囲気の「園芸茶房」
たとえばこちらの「園芸茶房」は、珍しいガーデニング用品や観葉植物を販売しているお店。まるでおしゃれな雑貨屋のような店内は、ガーデニングに興味がなくても思わず見て回りたくなってきます。
こちらには、ソファー席のあるカフェスペースもあり、街の散策に疲れたときの、ひと休みにぴったりです。
▲「園芸茶房」のカフェスペース
カフェスペースでひと息入れながらもパシャリ。
こういう何気ない一枚も、なんだかオシャレです。
▲「ベルギーミニワッフル アイス 2種ソース添え」(500円・税込)
こちらのカフェスペースのおすすめメニューは「ベルギーミニワッフル」。外はサクサク、中はもっちりのベルギーワッフルにアイス、チョコレートとイチゴの2種類のソースがかかった一品に、ゆかちゃんの目が輝きます。
店内のカフェスペースで食べるのもいいですが、テイクアウトも可能なので、風景を楽しみながら食べるのもオススメです。

癒し力抜群!動物とのふれあいもできる「ポルトヨーロッパ」!

SNSに投稿された写真を見ていると、風景や人物写真と並び、多いのがペットの写真。ゆかちゃんも愛犬の写真ばかり撮っていると言っていましたが、かわいい動物の写真は、見る人を癒やしてくれますよね。

実は、今回ご紹介した「ポルトヨーロッパ」は、ペットと一緒に入園可能。さらに、観覧車にもペットと一緒に乗ることができるほか、ペット同伴OKの屋外テラス席があるレストランがあるなど、愛犬を連れて訪れても楽しめるようになっています。

かわいい愛犬を連れてヨーロッパの街並みをお散歩なんて、想像しただけで、シャッターチャンスいっぱいです。

「うちの子も連れてくれば良かった~。今度は連れてこよ」
ゆかちゃんが悔しがります。
▲「カピバラにエサやり体験」(100円・税込)
さらに、園内「パークパシフィークゾーン」の一角には、犬やポニー、ヤギにカピバラ、ウサギなど、さまざまな動物とふれあえる施設「わくわくふれあい動物村」(入場料3歳以上 400円・税込)が。
いろいろな動物にエサをあげて、間近でふれあうことができるんです。
「きゃ~。かわいい!」
差し出したニンジンに、かけ寄ってくるウサギのなんとも愛らしいこと。
動物たちの仕草に、自然と顔がほころんでしまいます。

おしゃれなヨーロッパの街並みもいいですが、かわいい動物の一枚を狙ってみるのもオススメです。
カメラ女子はもちろん、まさに老若男女問わず、さまざまな楽しみ方ができる「ポルトヨーロッパ」。

先生いわく、
「オシャレな写真を撮るポイントは、考えずに感じること。『ポルトヨーロッパ』に来て、感じるままにシャッターを押せば、絶対いい写真が撮れる!」
だそう。

……結局、最後は自分の感性を信じて撮れば、それがベストショットってことですね。

みなさんもぜひ「ポルトヨーロッパ」に来てオシャレな写真撮影にチャレンジしてみては。

山内ゆか

三重美少女図鑑のモデル。愛犬のプードルを連れて、いろんな所に遊びに行くのが趣味。
XEBEC所属。

James

James

イギリス人と日本人とのクォーター。大学では工学部、情報システムを専攻したかと思えば、ミュージシャンとしてギタリスト、MC、DJとして活動。TVやラジオなどでも活躍。その後(株)アドビジョンにて、デザインやコピーライティングなどマルチに活躍。バックグラウンドを活かした独自の視点が人気のライター。

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