iOS / Android向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム『Tokyo 7th シスターズ』が、4月22日(土)に3周年記念ライブ「Tokyo 7th シスターズ 3rd Anniversary Live 17’→XX -CHAIN THE BLOSSOM- in Makuhari Messe」を、千葉・幕張メッセにて開催した。
開場前のアナウンスで、寿クルト(CV:黒瀬ゆうこ)の「支配人ー!元気かー!」という声が聞こえた後に、スクリーンにOP動画が映し出されるとともに音楽が始まる。すると、流れてくるその音楽に、会場はある予感からどよめきが起こる。OP動画の音からそのままつなげる形で、1曲目「SEVENTH HAVEN」が始まると、赤い新衣装に身を包んだセブンスシスターズのメンバー達がポップアップから現れた。ここで、先程の予感は確信に変わる。楽曲が、生のバンドによって演奏されているのだ。生バンドの演奏によって、力強くクールに踊り歌うセブンスシスターズの姿はまさに最高というほかに無く、記念すべき3周年ライブに相応しい開幕となった。2曲目の「FALLING DOWN」では、幕張メッセという広い会場を活かした花道とセンターステージを縦横無尽に動き、”伝説のユニット”の貫禄を支配人たちに見せつけた。
BGMも生バンド演奏のキャラ紹介動画を挟んで次に現れたのは、アニメーション作品「t7s Longing for summer Again And Again 〜ハルカゼ〜」内で、キャラクターたちが着ていた衣装を身に包んだ777☆SISTERS。「H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!」から、「Cocoro Magical」へとたたみかけ、会場全体を2034年の『Tokyo-7th』へと移送させた。続いての「KILL☆ER☆TUNE☆R」では、間奏でドラムのリズムをバックに、2.5Liveまでとは異なるコール&レスポンスを行い、「今日ここで一緒に歌って、君の夢、叶えちゃってー!」と会場の支配人に呼びかけた。
3曲終えた後に、「支配人さーん!こんにちはー!」という春日部ハル(CV:篠田みなみ)の挨拶を切っ掛けに、777☆SISTERSのMCが始まる。キャラ台詞を織り交ぜつつ、会場を盛り上げながら自己紹介をしていくキャストたちの姿に、その都度大きな歓声が上がる。全員が自己紹介を終えると、キャストたちはセンターステージへと集まり、会場の支配人たちと共に次のユニット・Le☆S☆Caを呼び込み、彼女たちへとバトンをつなげた。
呼び込みに応えて登場したLe☆S☆Caは青色を基調とした、こちらも新衣装。肩口やスカートに黒も織り交ぜており、まるで幕張の夜を纏ったかのような衣装。その衣装に驚く間もなく、最初に披露されたのは「タンポポ」。爽やかな春らしい楽曲に応え、会場は黄色一色に染め上げられる。続く楽曲は、雰囲気を一転しての「Behind Moon」。新人ユニットの印象がまだ強いLe☆S☆Caだったが、3回目となる今回のライブでは、衣装も相まって存分に大人の魅力を魅せつけてくれた。
Le☆S☆CaのMCコーナーでは、上杉・ウエバス・キョーコ(CV:吉井彩実)の「支配人!よく来たわね!上杉・ウエバス・キョーコよ!」という挨拶から、自己紹介や衣装のトークへと続き、彼女たちの自然体の魅力が垣間見える一幕となった。MCが終わると「YELLOW」を、歌いながらステップを踏んで花道を移動していき、最後はセンターステージでフィナーレを迎える。「Le☆S☆Caでしたー!」という茶目っ気あふれる挨拶で去っていく姿は、まさにキャラクターが幕張のステージに現れたかのようであった。
Le☆S☆Caが退場すると、間をおかずに会場には天堂寺ムスビ(CV:高田憂希)の「Le☆S☆Caの歌もダンスも素敵だったわね、スース」という声が響く。それを切っ掛けに、NI+CORAのステージが始まり、さらにSiSH・WITCH NUMBER 4・サンボンリボンと、777☆SISTERSより派生したユニットが1曲ずつ披露し、様々なカラーを持つナナシスの世界観を魅せつける。
NI+CORAは、「You Can’t Win」、SiSHは「お願い☆My Boy」、WITCH NUMBER 4は「ラバ×ラバ」、サンボンリボンは「Clover×Clover」を披露。曲中には、キャストたちから支配人たちを盛り上げる言葉が投げかけられるシーンも多くあった。
4ユニットの豪華なコーナーが終わると、WITCH NUMBER 4とサンボンリボンによるMCコーナーへ。幕張メッセという大きな会場についての感想や、新衣装について話に花が咲いていたのだが、それを遮って不敵な笑い声が会場内に響き渡ると、なんと4Uが舞台に乱入! しかし、ステージに乱入されたにも関わらず、「はーい。頑張ってね〜」と去っていく777☆SISTERSのメンバーの相変わらずの様子には、会場から笑いが起こった。
乱入した4Uからは、先行して佐伯ヒナ(CV:長縄まりあ)のみが登場。センターステージにセットされたドラムに陣取り、一人カウントをとり始めて、「ワタシ・愛・forU!!」がスタートする。どうなるのかと思っていると、歌に入る直前に、ポップアップから残りのメンバーである九条ウメ(CV:山下まみ)・鰐淵エモコ(CV:吉岡茉祐)が飛び出すように登場してくるというサプライズが。4Uらしい驚きに満ちた登場に、客席は大きく盛り上がった。
「ワタシ・愛・forU!!」の後は、「TREAT OR TREAT?」へ。冒頭は九条ウメの「ヒナ!任せたわよ!」の言葉に応えて、佐伯ヒナが一人で歌い上げ、2番からはメインボーカルである九条ウメへとバトンが戻された。
鰐淵エモコの毒舌がきいたMCを経て、次は「Hello…my friend」「Lucky☆Lucky」の2曲。「Lucky☆Lucky」では、一旦演奏が終わったかと思ったら、それでもまだ足りない九条ウメから「まだまだ行くよー!」の声がかかり、アウトロが大幅に伸ばされ、拍手と歓声の鳴りやまない時間となった。
その支配人たちの拍手を遮るように、これまた不敵な声が流れ出す。「やっぱり……あいつら、イカしているじゃないか」。越前ムラサキ(CV:野村麻衣子)を切っ掛けに次々と喋りだす、The QUEEN of PURPLEの面々。4Uが行なった乱入への意趣返しのような演出と、初登場のQOPへの期待に会場の熱気がはちきれんばかりに膨らんだところに、満を持してポップアップからQOPが登場。「弾く(はじく)よ、TRIGGER」の一言から、「TRIGGER」が始まった。
黒と紫を基調にした衣装に身を包んだQOPは、元気な印象の4Uとは違い、ロックでクールな立ち振る舞い。ステージ中央で堂々と歌う越前ムラサキの周りを他のメンバーが固め、”私たちのロックを聴け!”という主張が言葉にならずとも、透けて見えるようだ。ロックといってもサービスが薄いわけでは決してなく、2番ではムラサキの「サプライズだよ」の言葉を切っ掛けに、他のメンバーが交代交代に主メロを歌うという演出も挟まり、最高のライブデビュー1曲目となった。
先程の演奏と打って変わって、「支配人のみんなー!はじめましてー!The QUEEN of PURPLEでーす!」という三森マツリ(CV:巽悠衣子)の元気な声を切っ掛けにMCタイムが始まる。4人の独特なキャラクターを出して会場の支配人たちへ自己紹介を行なうと、次の曲「Fire and Rose」では、4人は再びクールな雰囲気をまとい、ロックを奏でた。
続いては、再びの777☆SISTERS派生の4ユニットのコーナー。サンボンリボン「セカイのヒミツ」、WITCH NUMBER 4「SAKURA」・SiSH「さよならレイニーレイディ」、NI+CORA「Girls Talk!!」とキラーチューンが続く。どのユニットも、花道やセンターステージを含めたステージのすべてを存分に使い、それぞれのカラーが生きた、ここでしかできない至福のライブを魅せた。
4曲を終え、SiSHとNI+CORAによるMCコーナーに。途中には、はる☆ジカ(ちいさな)の二人も登場し、華やかなMCが繰り広げられる。どのユニットも新衣装なのだが、はる☆ジカ(ちいさな)の光るスカートのインパクトは強烈で、MCもその話題が多くを占めることとなった。最後に、はる☆ジカ(ちいさな)の二人を残してSiSHとNI+CORAは退場し、ステージははる☆ジカ(ちいさな)のコーナーへ。はる☆ジカ(ちいさな)が披露した曲はもちろん「ハネ☆る!!」。メインステージから歌いだし、曲中でぴょんぴょんと跳ねながらセンターステージまでたどり着いた2人。満面の笑みを浮かべながら歌い踊る2人は、会場にいる支配人たちの心を例外なくハネさせていた。
2人が退場してから流れ出したイントロに合わせ、階段を割って再び登場したのはセブンスシスターズの6人! 曲は「Sparkle☆Time!!」!! サークルショーのような多幸感に満ちた歌とステージングワークで、冒頭に見せたパフォーマンスとはまた異なるものを見せつけた。
セブンスシスターズによる自己紹介MCを挟んで、次は再び777☆SISTERSの番だ。「FUNBARE☆RUNNER」ではセンターステージと花道を活用し、777☆SISTERSが円陣のようなフォーメーションを組み、バトンを最初のランナーから最後のランナー、そして最初のランナーへと渡す演出も見られた。次の「僕らは青空になる」では、その曲名通りどこまでも青く抜けるような空を彷彿とさせる、爽やかな笑顔をそれぞれが咲かせた。
そして、次に歌われた楽曲が、「ハルカゼ〜You were here〜」だ。
今回のライブの目玉と言っても過言ではない「ハルカゼ」は、春日部ハルの「いつかこの歌が、皆さんの背中を押せればいいなと思います」という語りかけからスタートし、純白の衣装に身を包んだ777☆SISTERSがゆっくりと歌いだす。アニメーションで777☆SISTERSが見せていた踊りを見せ、歌の途中に全員で花道を並んで歩く場面では、どこか卒業式のような雰囲気を彷彿とさせ、それに呼応するかのように天井からは桜の花びらが舞い落ちる。春という、出会いと別れの季節をこの曲の中で見事に表現しきった瞬間だ。
歓声の中で777☆SISTERSが去っていくと、スクリーンには告知ムービーが流れ出す。その内容とは……なんと2017年夏に、777☆SISTERSとセブンスシスターズのニューシングルが発売決定したというもの! この発表に会場から悲鳴にも似た歓声が上がり、ナナシスへの期待度の高さがわかる一幕となった。また、告知ムービーの最後には、「To Be Continued To…」との文字も入っていたため、明日の公演でも何かしらの発表があるのかもしれない。
ムービーが終わり、再登場した全てのキャストたちが、支配人たちにお礼の言葉を述べる。そして始まったのは、本当に最後の楽曲「Star☆Glitter」。間奏ではキャスト総勢の28人と、会場の支配人全員をつなげるウェーブが行われ、3rdライブ最大の盛り上がりを見せた。
そして、それぞれが別れの挨拶をしながらステージを去って行くキャストたち。新たなフェーズへと突入したナナシスの希望に満ちた未来を感じさせる、「Tokyo 7th シスターズ 3rd Anniversary Live 17’→XX -CHAIN THE BLOSSOM- in Makuhari Messe」初日は、大成功の幕引きとなった。
書いた人:ねこさん(とり)
■Tokyo 7th シスターズ 3rd Anniversary Live 17’→XX -CHAIN THE BLOSSOM- in Makuhari Messe
日時:4/22(土)18:00開場 / 19:00開演
会場:幕張メッセイベントホール
出演:
篠田みなみ/高田憂希/加隈亜衣/中島 唯/井澤詩織/清水彩香/道井 悠/今井麻夏/大西沙織/中村 桜/高井舞香/桑原由気
水瀬いのり/渕上 舞/前田玲奈/黒瀬ゆうこ/川﨑芽衣子/辻あゆみ
長縄まりあ/吉岡茉祐/山下まみ
吉井彩実/藤田 茜/植田ひかる
野村麻衣子/広瀬ゆうき/山本彩乃/巽悠衣子
■セットリスト
1. SEVENTH HAVEN
2. FALLING DOWN
3. H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!
4. Cocoro Magical
5. KILL☆ER☆TUNE☆R
6. タンポポ
7. Behind Moon
8. YELLOW
9. You Can’t Win
10. お願い☆My Boy
11. ラバ×ラバ
12. Clover×Clover
13. ワタシ・愛・forU!!
14. TREAT OR TREAT?
15. Hello…my friend
16. Lucky☆Lucky
17. TRIGGER
18. Fire and Rose
19. セカイのヒミツ
20. SAKURA
21. さよならレイニーレイディ
22. Girls Talk!!
23. ハネ☆る!!
24. Sparkle☆Time!!
25. FUNBARE☆RUNNER
26. 僕らは青空になる
27. ハルカゼ〜You were here〜
28. Star☆Glitter
(c) Donuts
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