浅田真央さんに県民栄誉賞表彰へ
現役引退を表明したフィギュアスケートの浅田真央さんについて、地元の愛知県は、「ひたむきに努力する姿が多くの県民に夢と希望を与えた」として、新たに県民栄誉賞を創設し、表彰することを決めました。
名古屋市出身の浅田真央さんは、バンクーバー・オリンピックで、銀メダルを獲得するなどフィギュアスケートの女子シングルで長く活躍し、4月、現役引退を表明しました。
浅田さんの引退表明を受けて、地元の愛知県は、新たに県民栄誉賞を創設し、第1号の受賞者として表彰することを決めました。
愛知県は、これまで総理大臣経験者やノーベル賞受賞者などに名誉県民の称号などを贈ってきましたが、浅田さんについては、その実績だけでなく、「夢に向かってひたむきに努力を続ける姿と笑顔が、世代を超えて多くの県民に夢と希望を与えた」として、ふさわしい賞を新たに設けたということです。
県は、近く、浅田さんへの県民栄誉賞の表彰を発表し、表彰式の時期などについて調整を進めることにしています。
県によりますと、同様の賞を設けているのは、愛知県を含めて全国の38の都道県で、国民的な人気を集めたスポーツ選手や俳優などに贈られているということです。