名古屋市長選 現職の河村氏 当選確実

名古屋市長選 現職の河村氏 当選確実
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任期満了に伴う名古屋市長選挙は23日に投票が行われ、無所属の現職で、地域政党・減税日本が推薦する河村たかし氏が、4回目の当選を確実にしました。
名古屋市長選挙の開票は午後9時15分から始まりました。

開票状況について選挙管理委員会の発表はまだありませんが、NHKの情勢取材や投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などでは、無所属の現職で、地域政党・減税日本が推薦する河村たかし氏が、ほかの2人の候補を大きく引き離して極めて優勢で、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、河村氏の4回目の当選が確実になりました。

河村氏は68歳。衆議院議員を5期務めた後、平成21年の名古屋市長選挙に当時の民主党を離党して立候補し、初当選しました。

その後、市民税の減税や議員報酬の削減などをめぐって市議会と激しく対立し、議会解散への賛否を問う住民投票とあわせて行われた出直しの市長選挙で勝利するなど、これまで3回連続で当選しています。

今回の選挙戦で、河村氏は、8年間の実績を強調するとともに、平成24年度から実施している市民税の一律5%の減税を継続することや、名古屋城天守閣の木造化を早期に実現することなどを訴えました。

その結果、支持政党を持たない無党派層をはじめ、自民党や民進党の支持層からも幅広く支持を集め、4回目の当選を確実にしました。
河村氏は「税金を1円でも安くして日本で最高の福祉を市民に届けるとともに、名古屋城天守閣の木造化を約束どおりに進めたい。東京や京都に負けないようにおもしろいまちを作り、産業の力を高めていきたい」と述べました。