ぷにぷにとした桃色の肉球が、猫好きの心をぎゅっとつかまえます。
思わず握りたくなるカステラ「猫手焼」(ねこてやき)が、4月18日ごろからインターネット上で話題になっています。
製造する埼玉県加須(かぞ)市の菓子メーカー・ざりがに堂に、商品の背景について伺いました。
猫好き高じて
猫手焼は2016年2月から販売。
ココア味とかぼちゃ味を中心に、季節に応じて数種類をつくっています。
動物好き、猫好きの1人として、猫が好きな人たちの気持ちをもっと満足させるようなお菓子がつくれないだろうかと考えました。
およそ3年の歳月をかけてこのような形にたどり着きました。
提供:ざりがに堂
立体感にこだわり
特に目を引くのは、今にもじゃれてきそうなリアルな肉球です。
金型メーカーに粘土で模型をつくって発注し、追求した質感です。
焼き型の制作にあたり、肉球の立体感には特にこだわりました。
形のイメージを壊さない柔らかな質感の再現に苦労しました。
提供:ざりがに堂
夫婦2人で製造
これからも丁寧な商品づくりを続けていくと言います。
このようなローカルな菓子を見つけて話題にしていただき嬉しいです。
夫婦2人で製造しているため大量生産はできませんが、これからもより猫らしい猫手焼の制作に励みたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
猫手焼は、加須市に近い埼玉県久喜市の商業施設「モラージュ菖蒲(しょうぶ)」、桶川(おけがわ)市の「ベニバナウォーク桶川」に入る店「わくわく広場」でのみ、通年で販売しています。