米ペンス副大統領 空母艦隊は数日以内に日本海へ

米ペンス副大統領 空母艦隊は数日以内に日本海へ
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オーストラリアを訪れているアメリカのペンス副大統領は、現在、朝鮮半島に向けて航行している空母カール・ビンソンを中心とする艦隊について、数日以内に日本海に到着する見通しを明らかにし、核やミサイル開発を進める北朝鮮を強くけん制しました。
アメリカのペンス副大統領は、日本を含むアジア太平洋地域の4か国を訪問していて、22日はオーストラリアのシドニーでターンブル首相と会談しました。

会談後、記者会見したペンス副大統領は、核やミサイル開発を進める北朝鮮への対応について「すべての選択肢はテーブルの上にある」と述べ、軍事的な選択肢も排除しない姿勢を改めて示しました。

そのうえでペンス副大統領は、現在、朝鮮半島に向けて航行している空母カール・ビンソンを中心とする艦隊について「数日以内に日本海に到着する」と述べ、北朝鮮を強くけん制しました。

また、オーストラリアのターンブル首相も北朝鮮について「無謀で危険な北朝鮮はこの地域の平和と安定のリスクとなっている」と述べ、強く非難しました。
そして、ターンブル首相は「中国は、ほかのどの国よりも北朝鮮の行動に影響を与える力がある。われわれやアメリカ、そして日本などとともに中国にもリーダーシップをとるよう求めていく」と述べ、北朝鮮問題の解決に向けて中国が影響力を行使していくよう促していくことを強調しました。