社会人になると一気に減少!金髪でも許される職業を調査!!
今年はじめ、金髪になったSKE48の松井珠理奈(じゅりな)さん。
その大胆なイメチェンに驚きの声が上がりました。
そして、メイプル超合金のカズレーザーさんも、今や「金髪」の代名詞になっています。
そんな中、春を迎え、街でも金髪にする若者の姿が…!
「金(髪)が自分の周りにあまりいなかったので金にしようと」
「今まで(校則に)縛られていたので解放されて調子に乗った」
一方で、金髪を卒業した人に話を聞くと。
「さすがに金髪で就活はできないので、黒にしました」
「(就職先は)ジムのインストラクターです」
「髪が自由なのは学生の間っていう、暗黙な周りの(ルール)」
「金髪にできるのは、学生の特権」といった声も多く聞かれました。
ひと昔前に比べると、不良のイメージがなくなりつつあるとはいえ、社会人では、余り見かけない金髪。
そこで今日は、金髪が許されるのは、どんな職業なのかをココ調!
更に、金髪を貫く社会人にその理由を聞きました。
まずは、街で金髪の人に職業を尋ねてみると…
「インターネットの会社で働いています」
「バンドです」
「中古車販売」
「最初は(お客さんが)びっくりするけど逆にそれがトレードマーク」
渋谷で話を聞けた金髪の人は、4日間で158人。
職業は「ユーチューバー」や「お笑い芸人」に始まり…
上位には、オシャレさが求められ、金髪でも違和感のない「美容師」や「美容系」に「アパレル」、そして、個人の判断に任される「自営業」や「フリーター」がランクイン。
最も多かったのは、やはり学生で半数以上を占めました。
では、規則が多そうだったり、固いイメージがある職業で、金髪の人はいるのでしょうか?
飲食チェーン
「金髪の従業員はいないです」
地方自治体
「今現在はいないと思います」
銀行
「金髪となると全くいないです」
飲食チェーンや自治体、銀行など26の窓口に問い合わせたところ、
髪形に関する規定があるのは半数の13でしたが、従業員が金髪にしたら、「戻すよう指導する」というところが24…つまり、ほとんどでした。
やはり、社会人の金髪には、色々とハードルがあるようです。
では、そんな中、金髪を貫いているのは、どんな人たち、そしてどんな理由からなのか?
今回、3人を取材しました。
まず訪れたのは、埼玉県幸手市(さってし)。
横山リポーター「諸岡さんですか? 今日はよろしくお願いします」
こちら、金髪歴16年の諸岡(もろおか)さん。
では、ここで、突然ですが、問題です。
諸岡さんの職業は一体、何でしょう?
ヒントは…「人を癒す」お仕事です。
それでは、正解です。
職場を訪れると…そこには
受付に立つ、諸岡さんの姿!
Q.諸岡さんのご職業は?
「僕は整骨院の院長をやっています」
そう、諸岡さんは、今年で開業8年目の整骨院の院長なんです。
最初は茶髪でしたが、どんどん明るくなり、遂には金髪になったといいます。
「初めての方は僕の頭見て、顔見て、もう1回頭見て顔見みたいな」
そんな諸岡さんが、金髪を続ける理由は…?
「自分でハードルを上げているじゃないんですけど、こいつ大丈夫かって思われてても、ちゃんと結果を出すとより信用してもらえる」
第一印象が、決してプラスではない分、「よりよい施術をしなければ」と、自分を追い込む意味もあるんだそうです。
続いて訪れたのは、神戸市。
意外な職業なのが、こちらの男性!
きっちりセットされた金髪で出迎えてくれたのは、27歳の岡﨑(おかざき)さん。
岡﨑さんの職業は、一体何でしょう?
ヒントは…子どもたちを相手にするお仕事です。
さて、正解は…?
「職業は学習塾の先生です」
岡﨑さんは塾の先生。
それも、27歳の若さで経営者なんです。
そんな金髪先生・岡﨑さんが2年前に開いた塾は、その名も「エリート・ヤンキー」。
主に、勉強が苦手な中高生を対象にしています。
この金髪は、そうした生徒たちと垣根なく触れ合うのに、とても有効なんだそうです。
「先生が金髪でいることは子供たちにすごく衝撃があるみたいで」
「先生すごい髪型!というところで親近感がすごくわいてくるというのも理由ですね」
「最初見た時は金髪で本当に先生じゃないと思ったけど、授業受けたらとても分かりやすかったです」
最後は、東京・築地にやって来ました。
横山リポーター「今日はよろしくお願いします」
Q.おカタい仕事と伺ったのですが?
「まぁ見ての通り」
横山リポーター「見た感じは、そう見えない(笑)。指輪も気になるんですけど」
ハードなリングがひと際目立っています。
ちょっぴりチャラそうなこちらの島さんは、現在54歳。
今回の取材で最年長です!
島さんの職業、何だと思いますか?
ヒントは…困った人を助けるお仕事です。
正解を求めに、職場に案内してもらいました。
横山リポーター「これは法律事務所!? ご職業は…?」
「弁護士です」
そう、島さんの職業は弁護士。
髪を金に染めた法律の専門家なんです。
弁護士といえば、「茶髪の風雲児(ふううんじ)」と言われた橋下(はしもと)徹(とおる)元大阪市長が有名ですが…島さんは、
それより更にド派手な金髪!
経歴も異色で、41歳にして弁護士になることを決意。
猛勉強の末、司法試験に見事合格し、48歳で弁護士として登録されたんです。
更に、驚くことに、もともと金髪にしていた理由がコチラ!
16歳でバンド活動を始めた島さん。
実は今も、弁護士のかたわらライブ活動を続けている現役のミュージシャン!
金髪などの個性的なスタイルは「ロックな精神」の表れなんだそうです。
「俺はロック弁護士なんですよ」
「ロック弁護士を分かりやすく説明すると?」
「ロックな弁護士なんですよ」
「今の時代の風潮だったり今の時代を形作っている権力だったり、そういうものと対峙していくっていうのかね」
「それらをひと事で言うとロックかなって。自分の中では」
見た目も中身もロック精神満載な個性派金髪弁護士さんでした!