朝一番に東京の会社から電話がかかってきました。
「モカさん、ネットが繋がりません。業務用のアプリも開きません」
(業務アプリが開かないというのは、サーバーに繋がらないという意味)
東京からはるかに離れた室蘭にいる私にとって、この手のトラブルはかなりのピンチです
対応してくれたのは、元来ITは苦手な若い女性の同僚。
でも、これまで何度も私の指示でネットワークトラブルを解決し、今ではずいぶんスキルが上がってきました。
「モカさん、一番大きなハブの電気が消えています。これが壊れたのではないでしょうか」
鋭い…
彼女の洞察に感動しました。
ハブを交換…解決するはずが
ネットワークトラブルの場合、こちらからは
・ping
・traceroute
などのユーティリティーを使ってある程度ネットワークの状況を把握出来ます。
それ以外に、どこパソコンからはインターネットが使えるけど、社内サーバーには繋がらないか、といった「切り分け」で、原因がわかってきます。
私も状況から判断してそのハブの故障を疑いました。
しかしそのハブには9本のLANケーブルがささっていますが、予備に買っておいたハブは5ポートが2つ。
彼女にお願いし、使っていないパソコンのLANケーブルを引っこ抜いてもらい、2つのハブを直列につないでもらいました。
9本のLANケーブルの色と経路は把握していたので、指示通りハブに差し込み、これで開通!!!
と思ったのですが、開通しませんでした
何故だ!!!
大ピンチですが、そのぶんエキサイトします。
まさか2つのハブが同時に壊れた?
社内のネットワーク配線図を見ながら考えました。
うーーーん、もしかして、さらに上流のハブも壊れたのでは…
まさかと思いながらも彼女にお願いして調べてもらうと、なんとそのハブも壊れていました
数年に一度壊れるハブが、同じ夜に2個同時に壊れるなんて…
彼女は
「モカさん、ミラクルですね!」
と明るく応えてくれました。
強いです。
もう予備のハブはなかったのですが、私が以前「こりゃこわれたかな?」と思いながらも一応とっておいたハブと交換したところ見事に稼働。
その瞬間、全パソコンにネットワークが通じました
停電で真っ暗だった家に、明かりが灯り、テレビが息を吹き返したように。
在宅ワークが出来るのも同僚のおかげ
在宅とかテレワークとか言いながらも、ほんとは東京のオフィスにちゃんと通わないといけないという負い目がいつもあります。
でも、なんとか問題を解決出来てよかったです。
何よりも、健気に動いてくれた同僚に感謝です。
ありがとうございました。
今夜の酒は旨いでしょう。
いつも旨いけど。
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