交通安全運動期間中の死亡ゼロ

今月15日まで10日間行われた「春の全国交通安全運動」の期間中、県内では交通事故で亡くなった人が4年ぶりにゼロとなり、警察は、引き続き取締りや街頭活動などを行って事故の防止に努めていくことにしています。

ことしの「春の全国交通安全運動」は、子どもと高齢者の交通事故の防止を運動の基本方針として、今月6日から15日までの10日間行われました。
県警察本部によりますと、期間中、県内で起きた人身事故の件数は79件で、去年の期間中に比べ29件減りました。
けがをした人は去年より22人少ない110人で、亡くなった人は、4年ぶりにいませんでした。
人身事故を原因別に見ますと、ドライバーが交差点などで左右をよく確認しなかった「安全不確認」が33件と最も多く、次いで脇見運転や携帯電話の操作などによる「前方不注視」が16件でした。
県警察本部は「県民の交通安全への意識が高まったため、死亡事故が起きなかったと考えられる。今後も、ドライバーと歩行者に街頭活動などを通じて交通安全を呼びかけるとともに取締りを強化し、事故防止に努めていく」としています。