アメリカで杉原千畝の「命のビザ」学ぶ講演会
第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れようとするユダヤ人にいわゆる「命のビザ」を発給した日本の外交官、杉原千畝の功績をアメリカの外交官らが学ぶ講演会が首都ワシントンで開かれました。
これは20日、アメリカ国務省やワシントンにある日本大使館などが開きました。
国務省は毎年この時期に、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺、ホロコーストについて学ぶ催しを開いていますが、ことしは当時リトアニアに駐在し、ユダヤ人に日本の通過ビザを発給しておよそ6000人の命を救った日本の外交官、杉原千畝を初めて取り上げました。
講師には杉原千畝が発給したビザで日本を経由してアメリカに逃れ、その後、シカゴに金融先物市場を設立したことで知られるレオ・メラメドさん(85)が招かれました。
メラメドさんは杉原千畝が本国の命令に背いてでもビザを発給したことをたたえ、「すべての個人に何かを変える力があるという杉原千畝が残したメッセージを伝え続けたい」と述べ、良心にしたがって行動する大切さを訴えました。
会場には国務省の職員やワシントンに駐在する外交官およそ200人が集まりメラメドさんの話に熱心に聞き入っていました。
国務省のヤズギャルディ、ホロコースト問題特使は「杉原千畝は偉大な人道主義者です。われわれは彼を見習うべきだと感じました」と話していました。
国務省は毎年この時期に、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺、ホロコーストについて学ぶ催しを開いていますが、ことしは当時リトアニアに駐在し、ユダヤ人に日本の通過ビザを発給しておよそ6000人の命を救った日本の外交官、杉原千畝を初めて取り上げました。
講師には杉原千畝が発給したビザで日本を経由してアメリカに逃れ、その後、シカゴに金融先物市場を設立したことで知られるレオ・メラメドさん(85)が招かれました。
メラメドさんは杉原千畝が本国の命令に背いてでもビザを発給したことをたたえ、「すべての個人に何かを変える力があるという杉原千畝が残したメッセージを伝え続けたい」と述べ、良心にしたがって行動する大切さを訴えました。
会場には国務省の職員やワシントンに駐在する外交官およそ200人が集まりメラメドさんの話に熱心に聞き入っていました。
国務省のヤズギャルディ、ホロコースト問題特使は「杉原千畝は偉大な人道主義者です。われわれは彼を見習うべきだと感じました」と話していました。