2017年春アニメももう3週が過ぎようとしている。
この3週というのはだいたい「どのアニメを追うか?」を選定するまでの期間で、しかしその選定というのはだいぶ神経を使う。
アニメレビュー的なことをするならばせめて20本は見ろよ、という声が聞こえてきそうなのだけれど、現実問題、アニメばかり見ているわけにはいかない。もっと見たいという気持ちもあるし、アニメは間違いなく好きなのだけれど、12週追うというのはどんなに好きでも意外と神経をすり減らす。
そこで7本ぐらいが妥当だろう、と思ったのだけれど、この本数なら1日1本、しっかり向き合って視聴できる。体力的にアニメを数見れない!という方は参考にしてくれると嬉しい。
ちなみにぼくは女の子が好きだ。
目次
サクラクエスト
「花咲くいろは」「SHIROBAKO」に続く、P.A.WORKSによる「お仕事アニメ」第三弾。
今回の題材は「町おこし」。
ひょんなことから、派遣会社を通してどっかの田舎の「国王(観光大使みたいなやつ)」になった木春由乃(短大生)が、地元の女の子、Iターンで移住してきた女の子と一緒に町のために頑張る的なそれ。女の子が頑張るのは正義だ。
由乃は東京から来たのだけれど、出身は田舎。
今後の展開で鍵になりそうなのはここなんじゃないかと思っている。
エロマンガ先生
妹大好きな伏見つかさが原作。
「お兄ちゃんのバカ!変態!ラノベ主人公!」
と主人公を罵倒するのは、再婚した親の連れ子の「血の繋がっていない妹」の紗霧。
主人公の正宗は中学時代にデビューしたキャリア3年のラノベ作家であり、一貫して彼の作品のイラストを担当していた「エロマンガ先生」が、ひょんなことから妹だと知る。
刮目せよ pic.twitter.com/J3EUL1k6bQ
— 快天チャン (@HISYOJYO) 2017年4月16日
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ひなこのーと
どうみても「心ぴょんぴょんするあのアニメ」と「最後にお風呂に入るあのアニメ」をパクッたのハイブリッド版ですありがとうございました、を全く隠すつもりがない潔いアニメ。
女の子が劇団を立ち上げる日常系。
2017年春アニメにはここにはあげていないが「色欲まみれのノーパンアニメ」があるのだけれど、こっちの方が全然エロい。
Re:CREATORS
今期のなかでも制作にやたら気合いが入っているTVオリジナルアニメ。
ライトノベル・ゲーム・アニメなどの創作物の中のキャラクターが、作品を超えて現実の世界に現れるという物語。
ファンタジーキャラも「自分たちは創造物で、この世界には自分の創造主がいる」ということに自覚的で、それが「創作」におけるメタ構造を直接的に言及している。
「創ること」と「創られること」の関係性にエンターテイメントとしてどれだけ迫れるかに期待したい。
正解するカド
羽田空港に突如として謎の巨大な立方体が出現する。
その時テイクオフ直前だった飛行機に搭乗していた外務省所属の「交渉官」である主人公・真道幸路朗は他の乗客とともに立方体の中に閉じ込められる。
その立方体の持ち主は「違う宇宙から来た」というヤハクィザシュニナ。人の形をして現れた彼は、真道に協力を求める。
リアリズムに徹しながらSFやファンタジーを扱っていて、常に高い緊張感が保たれているのが良い。
あと、お姉さんたちが好きそう。
以下は続きもの。
進撃の巨人 Season 2
アニ(雌型の巨人)戦の続き、「獣の巨人」との遭遇が2期の1話目に当たる。
原作を読んで先の展開は知っているのだけれども、アニメ版は筋書きに頼らない迫力があって好きだ。動くからこそ映える物語と言えるんじゃないかな。
他に思うことは過去の記事で書いたのでそちらを参照。
冴えない彼女の育てかた♭
一番待ってたやつ。加藤ちゃん好きすぎてやばい。
簡単にいえば「同人ゲームを作る」話なのだけれど、個性豊かなメンバーの「創ることへのこだわり」が主張しすぎない形で見え隠れするのがとても良い。
メインヒロインらしさがまったくないメインヒロイン「加藤恵」がすばらしいのは、他人のために特別であろうとするからだ。
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全体的に思うこと
なんといっても「創作」を題材にした物語が多い。
- エロマンガ先生
- Re:CREATORS
- 月がきれい(今回取り上げてないやつ)
- 冴えない彼女の育てかた♭
の4作がそれに該当するのだけれど、詳しくは昨日ブログに書いた。
サブカルチャー論はできる人に任せるとして、創ることと鑑賞することの距離が最近はぐっと近づいて来たなぁとおもう。
あと再放送も結構今期はよくて、
- 涼宮ハルヒの憂鬱
- 血界戦線
- ノーゲーム・ノーライフ
がある。これもぼちぼち見ている。特にノゲラは劇場版も控えているので、良い復習になる。
今回はここまで。
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