年齢を重ねるにつれて気になる薄毛や抜け毛・・・。そろそろ予防したほうが良いかな?実際に予防薬はあるの?など人知れずお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実は、薄毛・抜け毛に効果があるお薬として、日本で発毛効果が認められて販売されているものはごくわずかで、市販薬であるリアップシリーズ、処方薬であるプロペシア、ザガーロが主なお薬になります。
「いやいや、ドラッグストアに行くと沢山のお薬が販売されているし、ネットで検索すると多くの薬が出てくるでしょ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。実際に販売されているお薬の多くは、発毛促進や予防として用いる「育毛剤」です。又、ネットで検索して出てくるお薬の中には、通販(個人輸入)で購入する、日本で認可されていないお薬もあります。中には悪質な業者が販売している場合もありますので注意が必要です。
今回は、30代からはじめる薄毛・抜け毛対策として①何から手をつければ良いのか②発毛効果のある市販薬、処方薬③通販(個人輸入)の注意点、などを説明していきます。
Contents
1.知っておくべき男性型脱毛症(AGA)の基礎知識
男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)とは、思春期以降の男性にみられる、額の生え際が後退し、髪が細く薄くなり、全体的に頭皮が目立つようになる頭髪脱毛症のことをいいます。主に、額の生え際から後退していくタイプや、頭頂部の髪のボリュームが少なくなっていくタイプがあります。
25年前にとられた男性型脱毛症の統計から、日本人男性の男性型脱毛症の発症頻度は、全年齢平均で約30%と報告されています。(1)この発症頻度は現在も同程度で、年齢とともに高まる傾向にあります。(2)男性型脱毛症の原因としては、男性ホルモンが強く関係している他、遺伝的な要素が関与していることが分かっています。
髪の毛のサイクル(毛髪サイクル)は、成長期→退行期→休止期と、2〜6年のサイクルで繰り返し、生え変わっていきます。男性型脱毛症は、成長期が極端に短くなり、休止期にとどまる毛包(もうほう:毛根を包んでいる部分)が多くなることで、髪の毛が抜けるスピードに発毛が追いつかなくなることによって起こります。
参考)
男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版) 日本皮膚科学会
(1) Takashima I, Iju M, Sudo M. Hair Research, p287―293, Springer Verlag,
(2) 板見 智:日本人成人男性における毛髪(男性型 脱毛)に関する意識調査.日本医事新報:第 4209 号,27―29, 2004
2.薄毛・抜け毛に用いられる育毛剤、発毛薬
最近では、男性型脱毛症に有効な外用薬や内服のお薬が開発され、一般的に使用されるようになってきました。薄毛・抜け毛に効果があるお薬として、日本で発毛効果が認められて販売されているものはごくわずかで、市販薬であるリアップシリーズ、処方薬であるプロペシア、ザガーロが主なお薬になります。その他、店舗で見かける多くの市販薬は、発毛促進や予防として用いる「育毛剤」になります。
一方で、男性の悩みにつけ込み、科学的根拠に基づかないような治療法や悪質な商売が見られることもあるので、国内で認可されていないお薬を通販(個人輸入)で購入する際には、注意が必要です。
それぞれ下記で詳しく説明していきます。
3.最初に試してみる育毛剤(市販薬)
薄毛・抜け毛の予防や育毛、発毛促進を目的としたものが育毛剤です。
主に、次のような成分を含んでいます。
・頭皮や毛根における血行促進作用を高める成分
・発毛促進効果がある生薬成分
・フケやかゆみを防ぐ成分
・保湿剤
・清涼剤
など。
店舗で見かける多くは医薬部外品として販売されています。中には、第2類医薬品、第3類医薬品に分類される市販薬で、「カルプロニウム塩化物」という頭皮や毛根における血行を促進するはたらきがある成分を含んでいるものがあります。
一般的に、医薬部外品は、副作用等のリスクに問題ないとされており、特に制限がなく気軽に購入することができ、安心して使用できます。一方で、市販薬は、安全管理が必要とされますが、一定以上の効果を期待することができます。
市販薬の代表例としては次のようなものがあります。
カロヤンS【第2類医薬品】 / 第一三共ヘルスケア
ハツモールSP【第2類医薬品】 / 田村治照堂
4.薄毛や抜け毛が気になってきたらリアップシリーズ(市販薬)
第1類医薬品として分類されており、市販薬で脱毛の進行予防、発毛に効果があるお薬としては、唯一、「リアップシリーズ」があります。育毛剤では、使用を続けていても効果が不十分で、薄毛や抜け毛が気になってきたらこちらを使用してみるとよいでしょう。
(1)リアップの作用
リアップの有効成分は、「ミノキシジル」になります。
実は、米国でこの成分はもともと、血圧を下げるお薬として使用されていました。その中で、副作用として多毛症が出るという報告が多くあり、そこに着目し、新たに開発を進めたところ、発毛の効果が臨床で認められました。そこで医薬品としてはじめて認可されたという経緯があります。
日本では、医療用医薬品(処方せんが必要)ではなく市販薬として認可され、薬局で販売されています。
ミノキシジルには主に、2つの作用があります。
・休止期の毛包から初期成長期毛包への移行促進作用
⇒休止期にとどまる毛包を減らします
・初期成長期毛包から後期成長期毛包への移行促進及び維持作用
⇒成長期を長く維持させます
毛包に作用し、細胞の増殖やたんぱく質の合成を促進することによって発毛効果を発揮します。そのため、すでに進行している脱毛に対して、進行を食い止めるだけではなく、発毛の効果も期待できます。
(2)リアップの効能効果・用法用量
リアップの効能効果に注目すると、「壮年性脱毛症」と記載されています。
壮年性脱毛症とは、男性型脱毛症のひとつ(壮年期に起こる男性型脱毛症)で、毛髪の成長期が短くなり、休止期にとどまる毛包(もうほう:毛根を包んでいる部分)が多くなることで、髪の毛が抜けるスピードに発毛が追いつかなくなることによって起こる薄毛、又は抜け毛のことをいいます。
円形脱毛症や、病気や薬剤などが原因となる脱毛など、「壮年性脱毛症」以外の方にはリアップの使用は適していません。脱毛症の種類の判断ができない場合は、購入時に薬剤師に相談してみましょう。
飲み薬ではなく、外用薬となります。
また、用法用量は、基本的に1日2回の使用となっており、「成人男性(20歳以上)が1日2回、1回1mlを脱毛している頭皮に塗布」し使用します。
※リアップ添付文書参考
(3)リアップシリーズと価格目安
リアップは、大正製薬から販売されており、いくつかのシリーズがあります。主な3つのリアップシリーズをご紹介します。
リアップX5プラス【第1類医薬品】 / 大正製薬
定価(税抜き):7048円
リアップシリーズの中で、最も多く、主成分であるミノキシジル(100mL中5.0g)が含まれています。最も効果を期待したい場合には、こちらのリアップです。20歳以上の成人男性が適応となります。
さらにミノキシジルに加えて、下記の3つの成分を含みます。
l-メントール・・・頭皮に清涼感を与えます。
トコフェロール酢酸エステル・・・抗酸化作用をもち、炎症やかゆみを抑えます。
ピリドキシン塩酸塩・・・フケなどの原因となる皮脂の分泌を抑制します。
リアップジェット【第1類医薬品】
定価(税抜き):3800円
ジェット式のエアゾールタイプとなっており、手軽に塗布しやすくなっています。使いやすさ重視だとこちらのリアップです。20歳以上の成人男性が適応となります。主成分であるミノキシジル(100mL中1.0g)が含まれています。
さらにミノキシジルに加えて、下記の3つの成分を含みます。
l-メントール・・・頭皮に清涼感を与えます。
トコフェロール酢酸エステル・・・抗酸化作用をもち、炎症やかゆみを抑えます。
パントテニールエチルエーテル・・・毛細胞に栄養を補給します。
リアップリジェンヌ【第1類医薬品】
定価(税抜き):5239円
リアップシリーズの中で、唯一、女性専用の製品です。20歳以上の成人女性が適応となります。主成分であるミノキシジル(100mL中1.0g)が含まれています。
さらにミノキシジルに加えて、下記の3つの成分を含みます。
l-メントール・・・頭皮に清涼感を与えます。
トコフェロール酢酸エステル・・・抗酸化作用をもち、炎症やかゆみを抑えます。
パントテニールエチルエーテル・・・毛細胞に栄養を補給します。
5.本格的に治療をはじめるプロペシア(処方薬)
男性型脱毛症に対して使用することが初めて認められたのが、2005年に発売されたプロペシアです。臨床試験で効果が確認されており、様々な育毛剤や市販薬を試したが、ダメだったいう方にも効果が期待できるお薬です。
プロペシアは医療用医薬品ですので、医師の適切な診断の元に、購入には処方せんが必要となります(処方薬)。
ただし、健康保険適応薬ではないためので、全額自己負担(自費)で処方してもらい、薬局や医療機関で購入することになります。
(1)プロペシアの作用
プロペシアの有効成分は、「フィナステリド」になります。
もともとは前立腺肥大症などの治療に使用されていましたが、男性型脱毛症に効果があるということで、新たに開発され、認可されました。
男性ホルモンの95%を構成している「テストステロン」とよばれるホルモンがあります。テストステロンに「5α還元酵素」という酵素がはたらくと、「ジヒドロテストステロン」というホルモンが作られます。
実は、このジヒドロテストステロンが高濃度になると、髪の成長をおさえたり、髪の毛のサイクルを乱す原因になることが分かっています。
そこで、プロペシアは、5α還元酵素を阻害することによって、男性型脱毛症の原因となるジヒドロテストステロンの生成をおさえます。そのことにより髪の毛のサイクルを正常に戻し、短くなっていた成長期を元に戻します。
このようにして男性型脱毛症で起こる薄毛や抜け毛の症状に対して効果を示します。
(2)プロペシアの効能効果・用法用量
効能効果は、「男性における男性型脱毛症の進行遅延」です。
飲み薬となります。
通常、0.2mgを1日1回経口投与します。必要に応じて適宜増量しますが、1日1mgが上限となります。
(3)プロペシアの価格目安とジェネリック医薬品
プロペシアは比較的高価で、参考として28錠で6000円〜9000円ぐらいの相場で、さらに病院の初診料や診察代が必要です。医療機関や薬局では健康保険適用外のお薬で、価格設定が自由に決められるため、価格が異なります。
また、プロペシアには、ジェネリック医薬品※があります。
フィナステリド錠1mg「●●」と書かれたお薬です。「●●」には会社名が入り、ファイザー、サワイ、トーワ、クラシエなどがあります。ジェネリック医薬品の場合、一般的には、価格が安く設定されています。
※ジェネリック医薬品とは
新薬を開発した医薬品メーカーには、独占的に販売できる特許期間(20~25年)が与えられています。ジェネリック医薬品とは、他の医薬品メーカーが、その特許期間が終了した後に、国(厚生労働大臣)の承認を得て、新薬と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同じものとして販売したお薬です。
6.新しい男性型脱毛症治療薬ザガーロ(処方薬)
ザガーロは、2016年に販売された、比較的新しい男性型脱毛症に用いられるお薬です。プロペシアを続けても効果が得られなかった場合には、ザガーロを服用してみるという選択肢を考えてみるのがよいでしょう。
(1)ザガーロの作用
ザガーロの有効成分は、「デュタステリド」です。こちらのお薬も、もともとは、前立腺肥大症のお薬(アボルブカプセル)として使用されているお薬です。その後、男性型脱毛症に効果があることが期待され、臨床試験により有効性、安全性が確認され、新たに販売されました。
プロペシアの作用でも説明しましたが、男性型脱毛症の原因となるジヒドロテストステロンの生成を促す酵素に、5α還元酵素があります。ザガーロもプロペシアと同様に、この5α還元酵素のはたらきを阻害することによって、男性型脱毛症の症状に効果が期待できます。
同じようなはたらきで効果を示しますが、ザガーロとプロペシアでは少し違いがあります。
実は、5α還元酵素には「Ⅰ型」と「Ⅱ型」が存在しています。プロペシアは、主にⅡ型に作用をしていますが、ザガーロは、Ⅰ型とⅡ型、両方に作用します。それゆえ、ザガーロの方がプロペシアよりも強力にジヒドロテストステロンの生成を抑え、脱毛症への症状の改善効果が高いとされています。※1
ただ、効果は高いとされていますが、副作用の発生頻度で比較すると、ザガーロはプロペシアと比較すると高い傾向にあります。※2
そのため、一概にザガーロのほうが、効果が高いから良いというわけではなく、医師の診断のもと、適切なお薬を安全に服用することが大切になります。
また、プロペシアは、錠剤ですが、ザガーロはカプセルです。
改善効果の比較、海外の臨床試験の結果:ザガーロインタビューフォームより
ザガーロ(デュタステリド0.5mg、0.1mg、0.02mg)、プロペシア(フィナステリド1mg)又はプラセボ群(偽薬)に分けて、1日1回24週間服用した比較試験から、ザガーロとプロペシアで違いが出た結果の一部を抜粋します。
発毛
指標:毛髪数ベースラインからの変化量
プラセボ群:-4.9
デュタステリド0.1mg群:63.0
デュタステリド0.5mg群:89.6
フィナステリド1mg群:56.5
デュタステリド0.1mg群、0.5mg群ともにプラセボ群に比べて有意な改善がみられ、フィナステリド群に比べても統計的に有意な改善がみとめられています。
育毛
指標:毛髪の太さベースラインからの変化量
プラセボ群:-0.9
デュタステリド0.1mg群:3.9
デュタステリド0.5mg群0:5.8
フィナステリド1mg群:4.0
デュタステリド0.1群、0.5mg群、フィナステリド1mg群ともにプラセボ群に比べて有意な改善がみられ、フィナステリド群と比較すると、デュタステリド0.5mg群においては、統計的に有意な改善がみとめられています。
副作用の頻度比較:各々添付文書より
条件が異なるので、一概に比較はできませんが、参考として。
ザガーロの副作用の頻度
第Ⅱ⁄Ⅲ相国際共同試験において、本剤が投与された総症例557例(日本人120例を含む)中、95例(17.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、勃起不全24例(4.3%)、リビドー減退22例(3.9%)、精液量減少7 例(1.3%)であった。日本人120例中、臨床検査値異常を含む副作用が報告された症例は14例(11.7%)であった。その主なものは、リビドー減退7例(5.8%)、勃起不全 6 例(5.0%)、射精障害 2例(1.7%) であった。(承認時) 国内長期投与試験において、本剤が投与された総症例 120例中20例(16.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、勃起不全13例(10.8%)、リビドー減退10例(8.3%)、射精障害 5 例(4.2%)であった(承認時)。
プロペシアの副作用の頻度
48週間の二重盲検比較試験において、安全性評価対象276例中11例(4.0%)に14件の副作用(臨床検査値異常変動を含む)が認められた。主な症状はリビドー減退3例(1.1%)、勃起機能不全 2 例(0.7%)等であった。〔承認時〕
943例中5例(0.5%)に 5 件の副作用が認められた。主な症状 はリビドー減退 2 例(0.2%)、肝機能障害 2 例(0.2%)等であった。〔再審査終了時〕
(2)ザガーロの効能効果・用法用量
「男性における男性型脱毛症」に効果を発揮する、飲み薬です。
通常、0.1mgを1日1回経口投与します。必要に応じて0.5mgを1日1回服用します。
(3)ザガーロの価格目安とジェネリック医薬品
ザガーロは比較的高価で、参考として、30カプセルで9000円〜13000円ぐらいの相場で、さらに病院の初診料や診察代が必要です。医療機関や薬局では健康保険適用外のお薬で、価格設定が自由に決められるため、価格が異なります。
また、ザガーロには、ジェネリック医薬品はありません。
7. 個人輸入(通販)には要注意!
最近は、インターネットで何でも購入可能な便利な時代となりました。薬のネット販売も例外ではなく、ザガーロやプロペシアはじめ様々なお薬を購入できるサイトが検索サイトにあがってきます。しかし、私は、個人輸入(通販)で購入することはおすすめしません。以下にその理由を述べていきます。
(1)個人輸入(通販)とは?
まずは、なぜ、ネット通販で処方薬が購入できるかの仕組みを説明します。
処方せんが必要となる「要指導医薬品」以外の第1類〜第3類までの市販薬(一般用医薬品)は、国が定める基準を満たし、国から認められた事業者であれば、ネットで販売されることが認められています。ここで購入することに問題はありません。
これからのお話は、市販薬(一般用医薬品)のネット販売とは、全く別になります。個人輸入代行業者が運営しているお薬の販売サイトがあります。そこでは、処方せんを必要とするような医療用医薬品に含まれる成分のお薬等も販売されています。
これは、「個人輸入」といい、海外で販売されている医薬品を、あくまでも個人的な使用の目的を前提として、個人が輸入を行うものになります。輸入した医薬品を販売したり、譲ったりすることは認められていないため、業者はあくまでも、個人が医薬品を輸入する手続きの代行を行うという形式になります。
(2)個人輸入(通販)で購入をおすすめしない理由
個人輸入(通販)で購入をおすすめしない理由を主に3つの視点で記述します。
品質
大切なこととして、日本国内で正規に販売されている医薬品は、品質、有効性及び安全性の確認が十分にされていますが、個人輸入されている外国製品にはそのような保証はありません。そもそも日本では認可されていない医薬品も多数あります。悪質な業者による偽造医薬品などが出回っている可能性もあるため、十分な注意が必要です。
安全性
お薬には、効果が期待できる面、必ず副作用というリスクが伴います。
医師の診察を受けて、診断された上で処方されていれば、何かしらの副作用などが生じたとしても、すぐに相談することができます。お薬の中には医師の継続的な経過観察が必要なお薬もあります。
また、個人輸入通販で購入したお薬は、飲み方(服用量)などを、添付文書(海外版)を自身で読んで判断しなければなりません。外国語で記載されているため、正確に理解することが難しいです。飲み方を間違うと、副作用のリスクが高まるため、非常に慎重にならなければなりません。
健康被害が報告されている
近年、個人輸入代行として、悪質な業者が増えているという報告があります。実際に、個人輸入した医薬品による健康被害や偽造医薬品などの報告もなされていますので、十分な注意が必要です。
8.こんなときは病院へ
第3章で説明した、市販薬や医薬部外品にあたる育毛剤をまずは試していただき、それでも効果が不十分な場合には、第4章で説明した、第1類医薬品に分類されるリアップシリーズを使用してみてください。
ここまでで、効果が不十分であったり、すでに男性型脱毛症が進行しているような場合には、医療機関を受診し、お薬を処方してもらうと良いでしょう。
その他にも、
・お薬を服用していて、副作用症状が見られる
・円形脱毛症や他の疾患、薬などが原因で脱毛症がみられる
・過去にアレルギー症状を起こしたことがある
・持病があったり、別の疾患で現在病院で治療を受けている
このような場合には、必ず医療機関を受診するようにしましょう。
9.おわりに
男性型脱毛症は、男性にとって非常にプライベートなお悩みなので、なかなか誰かに相談することが難しいかと思います。そのため、男性の悩みにつけ込むような、科学的根拠に基づかない治療法を謳うなどの悪質な業者も残念ながら存在します。そういった情報に惑わされないためにも、知識を高めることが重要です。少しでもこの記事がお役に立てると幸いです。
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