昨日は小学校の授業参観でした。
支援級に所属してから、初めての授業参観です。
いつも普通級の授業参観では、私がいるから気になるのか、しょっちゅう後ろを向いたり、廊下に出たりして、ハラハラドキドキの1時間でした。
「他の子はしっかり前を向いて授業を受けているのに、うちの子だけワタワタしている・・・」
そんな恥ずかしさの中、授業参観を見続けるのは正直苦痛でもありました・・・。
でも、今回からはそんな心配から逃れられる
そう軽薄に期待して授業を見に行きました。
今までの普通級での授業と、支援級での授業、子どもの態度がどう違うのか確認するいい機会でした。
支援級のいいところ その1:落ち着いて授業を受けられる
実際、支援級と普通級で、授業を受ける態度は違っていました。
まず、驚いたのはずっと席に座っていることです。
空いた時間(考える時間)に、ふらふらと席を立つことはありません。
在籍人数が少ないからでしょうか?
きっと落ち着くんですね。
常に先生の言うことをよく聞いて、ノートをとって、答えを書いている。
一人でもくもくとやっています。
発表はあまりしませんが、マイペースで授業を受けている姿に感動しました。
自分のペースで、できる範囲で勉強できているのがわかり、とても安心しました。
支援級のいいところ その2:一人でできる
普通級では、常にサポーターの先生が隣について指示しないと次の行動ができませんでした。
支援級でも担任の先生の他に、サポーターの先生もいましたが、ほとんど手を煩わせていません。
横にいるサポーターの先生にたまに確認しながら、自分なりに授業を理解しているようです。
足を組んだりして行儀はちょっと悪かったですが、駄目なところと言えばそれぐらいでしょうか。
終始、落ち着いて授業を受けることができました。
普通級では、先生から一斉の指示があり、それを聞いて、自分で考えて行動しなければなりません。
分からないところがあっても、聞きなおしはできません。
だから、サポートの先生がいないと、どんどん授業についていけなくなります。
でも、支援級では先生が一人ひとりに目を配り、課題ができているか確認して授業を進めます。
置いてきぼりにはなりません。
だから、子どもも安心して授業を受けられたのかもしれませんね。
支援級でいいところ その3:とにかく褒めてもらえる
去年は、同級生とのトラブルもあり、いつも担任の先生から電話がかかってきましたが、支援級になってからは、ほとんどそんなことはありません。
支援級の先生は、子どものいいところだけ、指摘して下さいます。
きっとそんな先生の態度が、子どもにも伝わっているようで、トラブルを起こさないのだと思います。
減点主義より、加点主義ですね。
それによって、私としても気が楽になりました。
学校教育は、どちらかというと、減点主義だと思っていたんですが、支援級では積極的に子どものいいところを見つけて、ほめて伸ばす。
これが徹底されているようで、とても子どもの性格に合っていると思います。
いい担任の先生にあたったのかもしれませんね。
できればずっと、今の担任の先生に指導してもらいたいと思います。
結論:支援級に移ってよかった
今のところ、子どもを支援級にいれたのは間違っていなかったと思います。
普通級では、一斉の指示で動くこと、静かに座っていることが重要視されますが、支援級では、子どもの好きなタイミングで発言したり、考えたりすることができます。
子どもが先生に合わせるのではなく、先生が子どもに合わせてくれます。
人とのコミュニケーションが苦手な発達障害の子にとっては、必要な処置なのかもしれませんね。
かといって、全然友達がいないわけではありません。
支援級の仲間も同じような価値観の子なので、いつも一緒に遊ぶのは支援級の同級生のようです。
普通級の子よりも、考え方が似ているので、一緒にいやすいのかもしれませんね。
でも普通級の子ともトラブルはおきていないようですし、現状がとてもいい状態なのかもしれません。
まとめ
この先、学年が進んで、進学して、就職するときになって、子どもの立場がどうなるのかは今は分かりません。
一見、生ぬるく見える支援級の授業に慣れた子どもは、社会の荒波のもまれて生きていけるのか?
そんな不安がありますが、とりあえずは今、この生活で幸せそうなので、先のことは考えずに生きていこうと思います。
その時その時を大切に。
そうすれば、たとえできないところがあっても、みんなの助けを借りることができるいい子に育ってくれると考えています。
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