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過去のインタビュー
大橋卓弥
昨年8月にリリースした初のベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』が大ヒットしたスキマスイッチのボーカリスト、大橋卓弥が、ソロ・プロジェクトをスタート。2月6日(水)に「はじまりの歌」でソロ・デビューを果たす。スキマスイッチとして人気がうなぎ登りの今、ソロ・デビューした、その理由に迫る!
Text:宮本ゆみ子 Photo:岩佐篤樹
「大橋卓弥」 写真
――そうして出来上がったのが、ソロ・デビュー曲の「はじまりの歌」。
「はい。これはまさにそのまま、今の心境を書き綴りました。何の飾りっ気もないし、素直に、思ったことを歌ってるだけっていう。すごく素直に言葉が出てきて。僕自身も気に入ってます。僕は自分をさらけ出すのがあまり好きなほうじゃないので、最初はかなり恥ずかしいっていうか照れくさかったですけど、だんだんそれも形になってきたかなと」
――c/wの「少年と空」の字余り感も新鮮です。
「コレは僕なりのフォークソングです。僕もそんなにフォーク詳しくないですけど、うちの父親が(吉田)拓郎さんが好きだったので、小さい頃車に乗ったときなんかによく聴いてたんですよね。それを僕なりに形にしてみたいなと。フォークソングを聴いたことのない今の子たちがこの曲を聴いたときにどう思うのかなっていう興味もありましたし、きっと好きなんじゃないかなっていう自信みたいなものもあって。そこをきっかけに、こんな音楽もあるんだ、って遡ってフォークを聴いてみてくれたら面白いし、音楽はそういう楽しみ方もあるんじゃないかなって。自分の中ではずっと思っていたアイデアだったんです」
「大橋卓弥」 写真
――これも、スキマスイッチではおそらく出来なかったでしょうからね。
「そうですね。こうやってスキマスイッチでは出来ないことをやっていくことによって、スキマスイッチを客観的に見られる部分があるので。それだけでもソロをやっていく成果があるなと思います。そして得た成果をまたスキマスイッチに持ち帰って、さらに大きくなれればいいなと思いますね。心配してくれているファンの方もいるみたいですが、決してスキマスイッチがなくなってしまうわけではないんで」
――シンタくんからは何か言われましたか?
「それが、まだ何も連絡がないんですよ! 今回の曲も聞いているらしいので、どう思ってるのかなっていうのは気になりますね。でも僕から『どうだった?』って訊くのは癪に障るんで(笑)。まあ訊いてもなかなか素直に言うような性格じゃないですけどね。でも、単純に僕にとってのいちばんのライバルでもあるんで、誰よりもシンタくんを唸らせたいですね」
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ヘアメイク:片桐早苗 スタイリング:高瀬雅規
『Baby cruising Love / マカロニ』
Debut Single
『はじまりの歌』
2月6日(水)リリース
BMG JAPAN
◆初回生産限定盤[CD+DVD]
1575円 AUCK-19026/7
◆通常盤[CD]
1260円 AUCK-19025
おおはしたくや

1978年生まれ、愛知県東海市出身。小学生の頃、友人宅の電話の保留音に心を打たれ、後にそれがビートルズの「イエスタデイ」だと知り、ビートルズに傾倒する。高校卒業後に上京し、常田真太郎とスキマスイッチを結成、2003年にデビューを果たす。昨年はベスト盤『グレイテスト・ヒッツ』をリリースした。
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