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法華狼の日記

2017-04-22

[][]子供のころに大人のエゴで原爆映画をくりかえし鑑賞させられたというtadataru氏のイデオロギー

はてなブックマークで上記ツイートが注目を集めていた。

はてなブックマーク - tadataruさんのツイート: "子供のころ嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で泣き叫ぶ子も続出した原爆映画を毎年毎年強制視聴させられて、これは平和のためなんだと教え込まれて、それが全部イデオロ

他のツイートを読んでみると、たしかに過去から広島県民らしいことはうかがえる。

もっと教育において子供を信用してほしいというやりとりもしている。

陰惨な描写の刺激にたよらない作品として、対照的に『この世界の片隅に』をもちあげる主張もしていた。

念のため、下記エントリでいくつか示したように、実際には戦争を批判する過去の漫画やアニメのすべてが惨劇を直接的に見せていたわけではない。

『火垂るの墓』や『はだしのゲン』に比べれば、まだ『この世界の片隅に』は“よくある反戦アニメ”に近い - 法華狼の日記

戦争映画ベストテン〜アニメ限定〜 - 法華狼の日記


さて、そのように主張するtadataru氏本人のイデオロギーだが、従軍慰安婦問題や731部隊を伝説あつかいしている。

従軍慰安婦問題に限定して池田信夫氏の見解を評価している。実際は高木健一氏について虚偽を流布して名誉棄損裁判で敗けたのだが*1

南京事件も2010年代捏造視している。むしろ現代のインターネットでは、南京事件の否認は珍しい立場だと思われるが。

子供を信用しない教育をしたためtadataru氏が現在のように育ったのか、それとも子供に充分な教育をしなかったためtadataru氏が現在のように育ったのか、さてどちらだろうか。

ガラクタ童子ガラクタ童子 2017/04/22 23:29 「この世界の片隅に」はなぜかネトウヨに“こちら側”という錯覚を持たせているようです。すずのサードパーソン的なこの作品が広島の惨劇を実際に見ていたらそれは「嘘」になりますよ。すずは呉に住んでいたのですから。

tadataru氏とやらは本当に原作を読んだのでしょうか? 我が家には全4巻の原作がありますが、すずは国家の暴力に対して怒りをぶつけるシーンもあります。
最終巻に蝿がいっぱいたかって子供の前で死んでいく母親の無残な絵があります。それが不幸の手紙のように描かれているのですね。結構エグいと思いますが。

やはり戦争映画はプライベートライアンのように残酷さを見せなくてはなりませんね。「この世界の片隅に」は感動はあっても誤解釈されているという面では失敗していると言えます。

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