ワシントン=峯村健司
2017年4月22日17時47分
トランプ米大統領は21日、AP通信のインタビューで、パリ中心部で起きた警官銃撃事件が、仏大統領候補で右翼・国民戦線(FN)のルペン党首を後押しするとの見方を示した。事件に関連し、ルペン氏を「国境管理に最も強硬だ。フランスで起きていること(イスラム過激派によるテロを指すとみられる)に最も強い」と評価した。
米大統領が外国の選挙で特定の候補を支持するような発言をするのは異例。不法移民の取り締まり強化を進めるトランプ氏が、移民に厳しく、反イスラムの姿勢を鮮明にしてきたルペン氏に肩入れしたようだ。
トランプ氏は21日、ツイッターでも、パリの銃撃事件について「フランスの人々は、また起きたテロ攻撃をもう我慢しないだろう。仏大統領選に大きな影響を与えるだろう」と述べた。トランプ氏は昨年、欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国の国民投票の際も、離脱を支持する発言をしていた。(ワシントン=峯村健司)
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朝日新聞国際報道部