金塊約4キロ(1780万円相当)を密輸入したとして、門司海上保安部は1日までに、貨物船乗組員で韓国籍のユー・ジュンギ容疑者(51)を関税法違反(無許可輸入)容疑で逮捕した。門司税関も同法違反容疑などで福岡地検小倉支部に告発。同税関によると、同容疑者は「依頼を受けてやった」と供述している。
門司税関などは密輸の背後関係を詳しく調べている。
逮捕容疑は4月14日、北九州市の門司港で、自身が機関長を務める貨物船に重さ約1キロの板状の金塊4枚を積み、税関に申告せずに輸入した疑い。門司税関によると、ユー容疑者は4枚を靴の中に入れたり、ベルトの裏側に貼り付けたりしていたという。挙動を不審視した税関職員が任意で身体検査して発覚した。