北朝鮮の核実験場で小規模な活動確認 米研究グループ

北朝鮮の核実験場で小規模な活動確認 米研究グループ
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北朝鮮の動向を分析しているアメリカの研究グループは、北東部の核実験場の最新の衛星写真から意図ははっきりとしないものの車両の動きなど小規模な活動が確認されており、いつでも核実験を行える状況にあることに変わりはないと指摘しています。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究グループは21日、北朝鮮北東部のプンゲリ(豊渓里)にある核実験場を、今月19日に撮影した最新の衛星写真の分析結果を公開しました。

それによりますと、過去に核実験が行われた北側の坑道付近で、新たに小型のトレーラーと見られるものや、5台の鉱山用のトロッコが確認されています。

また、前回の衛星写真でバレーボールの試合が行われているとされた管理施設の広場では、試合は行われていませんでしたが、今もバレーボールのコートが残っているほか、その近くには車両や資材などが置かれているということです。

研究グループは、今回確認されたのは小規模な活動だとしていて、核実験を控えて待機状態にあるのか、それとも、実験の先延ばしにつながる動きなのか、その意図ははっきりしないと説明しています。

ただ、これまでの分析結果から、命令が下ればいつでも6回目の核実験を行える状況にあることに変わりはないと指摘しています。